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12.32020
ホッタの本音 今週のレポートNO.876
【バイデン大統領誕生により、米国にとって経済の支えとなっている原油・天然ガスどうなる?】
大統領選挙で環境・エネルギーのグリーン化を掲げたバイデン大統領が当確。アメリカ経済の支えとなっている、シェールガス・オイルをどうするのか?イギリスやEUそして最大のライバル中国が温暖化ガス排出をゼロにする公約を発表する中、トランプ大統領はアメリカ第一主義を優先させてパリ協定からも離脱し、天然ガス・原油の使用を推し進めた。これに対し、バイデン氏は他の国の主張に合わせて選挙で2050年までに温暖化ガス排出を実質ゼロにすると公約を揚げて当確した。今や液化天然ガスの輸出においても世界3位となったアメリカ。ガソリン自動車保有でも世界最大でもあり、下手をするとアメリカ経済に大きな打撃を与えるが、大型投資により日本も推奨している石油や天然ガスからの水素化が上手く行けば、液化する事で輸出も可能になり、大手石油会社や自動メーカーも事業の変革に新たな投資を行う事で経済が潤う事になる。いずれにしても具体的な目標を早期に決めて実行を移さないと経済の疲弊がアメリカも日本も続くだけ。Go ToトラベルやGo Toイートなど目先の戦術ではなく、経済復興の為の戦略を国上げて早期に始めないと本当にダメになる。
【コロナで世界中が困惑する中、4分の1の企業が最高益に】
コロナウィルス感染拡大が長引く中で、社会環境の変化を捉えて収益を伸ばす企業が増えている。在宅勤務や巣ごもり消費を受けて、デジタル関連企業の好業績が目立つ。日本政府もDX(デジタルトランスフォーメーション)を推奨。「データーとデジタル技術を活用」して「ビジネスモデルの変革」「組織、プロセス、企業文化。風土の変革」を行う事です。ここで勘違してはいけない事は、業務効率をアップする「IT化」とは異なると言う事です。ITを用いて、ビジネスモデル自体、組織自体の変革を行う事がDX(デジタルトランスフォーメーション)と言う事で、弊社の2021年の経営のスローガンも政府が発表する前にDXに決めました。理由は、近年の出来事から捉えての事です。酒屋の丁稚奉公から独立して以来、ずっと時流を捉えて変革を行って来ました。以前は土曜も祝日も休まず、注文は夜7時まで受け、配達は夜9時過ぎてもしていました。しかし、時流に適応させ働き方を改善する為に梅田に引っ越しし、土曜・日曜・祝日を休みとし、退社時間を18時に決め、残業を禁止にしました。業務の平準化を図り、属人的にならないようにとITを活用して多様な注文方法、多様な決済方法に対応しています。従業員一人当たりの生産性を上げ、働く人の収入を増やし、自宅でも仕事が出来るテレワークを推進し、付加価値の高い商品開発を行いプライベートギフトの企画販売を強化し、ニーズの細分化に応えるよう取り組んでいます。
【Amazon韓国に進出、ネット通販中堅11番街に出資し、提携を発表】
先日アメリカでドラックストアを買収して処方箋の宅配を始めるとリリースし話題になったAmazon。日本でも食品スーパーのライフと提携してネットスーパーを拡大している。今度は、韓国にも地元中堅ネット通販会社に最大で30%まで株式が保有できる契約で資本提携し、韓国に進出をするとリリース。日本国内において無人AIコンビニア Amazon Goをどこのコンビニと提携して始めるのか注目されている。日本国内ではネット通販ネットスーパーなどB2Cだけでなく、大学や自治体などへB2Bもかなりカバーし、日本政府もAmazonのクラウドを導入するなど経済圏を拡大しており、地方でもAmazonのアカウントを持ってない人は少なくなってきた。Amazonに売上を奪われない為には差別化を徹底する事で、付加価値の高い商品開発を行い、商圏を日本全国に拡大する事。付加価値の高いサービスを地域密着で行い、少し高くても、送料を払ってでも購入する良い顧客を獲得し、価値訴求をしっかりしていく事です。
【大手食品メーカー、Twitterで販促コラボをスタート】
味の素、キッコーマン、ミツカンの3社は「和食の壁」と題して、Twitterで和食の料理の悩みに対して3社で提携して答える企画を開発。大皿料理や鍋などのメニューの提案をするとリリース。SNS広告は必須になって来ました。時流に適応した事に力を注ぐことは必須で、ブログ投稿、Instagram、Facebook、LINE、YouTubeなどSNS広告は必須だ。
【Vチューバ―が投げ銭で1億円稼ぐ配信者も現れ、海外進出も相次ぐ】
アニメ調のキャラクター姿で動画配信するバーチャルYouTuber(Vチューバー)ファンがお金を払って応援コメントを送る「投げ銭」で1億円を稼ぐ配信者も現れ、獲得額で日本が世界トップ3を独占。企業とのコラボや海外進出も相次ぎ、日本初のエンターテインメントに育とうとしている。アニメは日本が先行しているのでドンドン世界に躍進して欲しい。SNSの利用者が増えれば増える程、AIで好みを分析した広告配信は生産性が高まる。一方的にマスに流すテレビCMの時代は終わろうとしています。
【人材派遣会社がロボットを派遣、開発会社と提携、正に時流に適応した変革だ!】
人を派遣する会社がロボット開発会社と提携し、お弁当などの食品を盛付けするロボットの操作を派遣する人材に教えて、取引先に対して人とロボットをセットで派遣するとリリース。いやー正にDX(デジタルトランスフォーメーション)。デジタル技術を生かした事業の変革だ。各工場では人手不足と品質管理面から無人化を進めており、ロボットのニーズは高い。現場の人は作業から監視や操作に仕事内容が変わる。人より生産性が高く、品質管理面で優れているロボット(精密機械)の開発は需要が見込める。精密機械の製造技術を誇る日本。信用力も高い事から世界に躍進出来る可能性がある。但し、最近ではアメリカの方がはるかに進んでいると思う。お金をかける投資が断然に違う。政府もどうせお金をつぎ込むなら革新的に先端技術や永続して伸びる産業に投資をする事だ。
【くら寿司、店員と対面せず飲食できる新システム店を開発、今後は全て新形式に切り替えると発表】
既にスシローも同様な無人に極力近いスマートフォンを最大限に使った「非接融型サービス」の店舗の展開を始めた。スマホで予約して席を確保し、タッチパネルのQRコードを読み取り、スマホで注文し、そのまま電子決済される。客も店員も接融しなくて済む。問題は、作るのもロボット化が進めば人手が必要なくなり「働かざる者、喰うべからず」になって行く。。ひいては悪循環につながり、所得の二極化は更に拡大していくが、日本の場合超高齢化していくので人手不足への対応は必要不可欠だとも思う。
【サッポロビール コロナ禍で大幅な赤字に。縮む業界4社が3社に、3社が2社に集約されそう】
元々飲食店比率が高く、銀座ライオンなど直営店の展開も行っており、業界4位の売上があるサッポロビールが、大幅な赤字になる模様。これだけ市場が縮むとビールメーカー大手4社も必要でなくなる可能性は強い。コンビニも徐々に集約され、大手3社になったが殆ど代り映えしないコンビニ3社も色分けされてて行き、2社になる可能性も。。紳士服チェーンも青山・青木・はるやま・コナカ4社揃って赤字になった。カジュアル化が進み、在宅勤務が普及する中、合併も有り得るかも。。家電業界もドラックストアもホームセンターも集約化が進んでいる。集約化する事で人件費や物流費などコストの消滅が出来る。スーパー含め大手専門量販店の価格競争は更に進む。お金を使う部分と使わない部分がハッキリ明確になって来たので、独自性を打ち出したズバリ商品やサービスを提供、訴求する事です。
【アメリカ新型コロナワクチンを12月11日から接種開始される見通しとなった、大丈夫?】
アメリカの製薬会社大手ファイザーは、ワクチンの緊急使用許可を申請し、12月10日に有識者会議が開かれ、承認されれば24時間以内に各州へワクチンの輸送が始まり、11日にも接種が始まるとの見方を示した。医療従事者や高齢者など感染リスクや重症化の可能性が高い人から優先的に接種すると言う。ファイザーは、最終治研の結果95%の予防が確認できたと言うが、予防より副作用の確認の方が重要だと思う。コロナで重症になるより、ワクチンで重症にならなければ良いが、顧問の廣瀬まゆみ医学博士は何年もかけて臨床試験を行い、副作用の確認を十分に行う必要があると言う。安易に接種するのは危険!世界に先駆けワクチンを開発、売り出したい、経済活動を再開したいと焦る気持ちはわかるが、冷静な対応が必要だと思う。よく効く薬程、副作用も強いと個人的に思うので十分に様子を見た方が良い。
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