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ホッタの本音 今週のレポートNO.892

【就職意識に変化、転職前提4割に。コロナで良い会社=安泰ではなくなり「ジョブ型志向」に】
海外では当たり前になって来た雇用の流動化が日本にも学生や若者の間で浸透、就職に関しての意識が変って来た。先日行われた今年就職先を決める学生を対象にしたアンケートの集計で転職前提が40%に達した。その理由にIT化やコロナ禍により、かつての優良会社(航空会社・旅行会社・交通機関、金融会社など)が一生安泰で無くなり、これまでの総合職志向から専門職のジョブ型志向に変化し、人材が偏り、グローバルな獲得競争が起っている事も原因で、小さくても将来伸びる可能性のあるIT関連やM&Aやコンサルティング会社の人気が高く、高い技術力やスキルを身に付ける為にも転職する必要もあり、将来独立したい意識も高いと言う。小さくても専門性や融通が利く働きやすい企業が望まれる傾向も高く、時流に合わせた経営哲学や企業風土、文化も変えて行かなくてはならない。大手企業が集中する東京都内より地方の政令指定都市の方が採用も含め分が良くなって来た。

【アップル社もソニーからもEVを受注するオーストリアのマグナ・シュタイヤーが注目】
ガソリンエンジンの車よりEVは開発が簡単なため新しい企業が参入しやすく、アイデアを持って来ればマグナが開発の段階から生産までワンストップで手助けする。マグナはこれまで30モデル累計370万台の車を生産、拠点はオーストリア、スロベニア、中国などにあり、マグナはEVのフォックスコン(台湾のホンハイ:精密工業傘下)になりつつあると言う。ガソリン車は各国の限られた企業に集中し一種独占状態が複数の小売りから異業種メーカーまでが参入し、日本でも出光が来年から格安のEVの発売を発表している。正に100年一度の自動車業界の大転換期である。従来のディーラーに加え家電量販店やホームセンターにネット通販で車が売られるようになる。先日僕は仏壇をネット通販で買った。まさか仏壇をネットで買うとは思わなかった。設置取付けはクロネコヤマトが全部してくれた。EVもネットで買うのだろうか?ブログにネットの方が販売員やお店などのコストがかからない分安くて簡単に他社と比較できると書かれてあり、サイトで比較、お店へ電話、結果サイトの方が比較する掲載量が圧倒的多くて値段もピンキリ、購入してみて満足しています。

【ネットで在留資格の変更を今年4月から個人でも可能に受付窓口の混乱を和らげコロナ対策を】
これまで外国人の在留資格のネットでの変更は働く先の企業や団体が代理で申請する際しか認めていなかったのを、本人個人で出来るようになる。理由は窓口業務の混雑を避けコロナ感染予防と手続きを簡単なしで日本に留まり滞在しやすい環境を整えるという。リスクとしては、なりすまし嘘の申請が増える可能性が高まり、家畜や車の盗難が相次いだように治安が悪化する可能性が考えられる。分断は消費だけではなく地域も分断されて行くように思う。

【2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所の事故後の輸入規制が続き復興に影響】
こんな見出しの記事が報道され、東北大震災による東電福島原子力発電所の事故の影響で日本からの輸出が大きな中国や台湾、香港においての被災地からの輸入規制により規制対象地域は規制対象商品の生産割合が多く復興に遅れが出ており、コロナ禍により営業活動や規制解除の交渉も止まっていると報道された。昨年から台湾は規制を解除、香港は福島県以外を解除しており、食材は元より冷凍食品や海外でも人気のミールキットを売り込めばと思う。4月から香港のイオンとアピタで販売されるようになった弊社のおかずセット。お客様の声を聴いて現地の人の口に合うように改善をしていきたい。その前に国内でもっと多く販売する事で復興支援に繋がる。少しでもお役に立ちたいと願う。

【上場する外食主要100社だけで昨年閉店数3千件、今年は昨年を超える閉店が確定】
居酒屋大手のワタミで働く従業員は人事担当者から鹿児島で早朝から夕方まで牛の餌やり掃除の仕事への出向を言い渡され従事した。。現在農業やスーパーなどへ派遣しているのは82人、多くが退職しウーバーイーツなどの配達員をしているが、出前館など次々に増える飲食店デリバリー仲介業者とデリバリーを請負う個人配達事業主、一日100件あったデリバリーが日に日に減少しており奪い合いが起きて配達料の値下げが始まっており、デリバリーだけでは生活が成り立たなくなる日も時間の問題だと言う。
200年100年以上続く老舗も閉店を余儀なくされている。学生が蒸発した街も少なくない。戦後最大の大転換期に入っています。しかも戦後の経済発展への明るい見通しではなく、ITがもたらす分断景気で貧困な国がより貧困に、弱者がより弱者にと格差がより広がっていく。コロナ異変種が次から次に現れ、感染が繰り返されておりワクチンがイタチごっこになる可能性も考えられる。免疫力を維持して感染しないように心がけるしかない。異変種が流行すると非接触な暮らしが一段と浸透する可能性が考えられる。通販の「置配」が流行るのが分かる。宅配ボックスも普及する。

【東京五輪、海外観客受入れ断念決定、オリンピック開催史上初】
1964年以来57年振りとなる東京五輪、海外からの観客受入れ断念が決定された。海外からの観客を見込んで建設されたホテルや飲食店やお土産品売り場など更には会場の運営や警備員などのスタッフの仕事が蒸発した。コロナ禍を最も影響を受ける東京一都三県、57年前は東京五輪開催を機に経済発展を加速させた日本。今度はコロナ五輪を機に失速にならなければ良いのだが。。。

【借金4億円、債務超過2億円の老舗、トヨタを辞めて継いだ兄弟 魔法の鍋を開発、大ヒット】
累計販売台数55万台を超えた鋳物ホーロー鍋「バーミキュラ」を開発した名古屋の老舗、鋳造メーカー愛知ドビーは、1936年に創業、元は機織り機「ドビー機」の製造メーカーだ。繊維業の衰退と共に経営不振に陥り、何とか鋳物だけでも残したいと親父の社長から後を継いで欲しいと相談され豊田通商を辞めて入社した際に、決算書を見せられ借金4億円、2億円の債務超過、事実上潰れた会社だった。従業員は家族含め15人、先ずは下請けで売上を増やそうと3次4次下請けの仕事を少しずつ増やし、大手重工業メーカーの受注を得てから着実に伸び、2億円以下だった売上が5億円を超すまでに快復。弟もトヨタ自工を辞めて入社した。但し下請けメーカーは市場が変動すると仕事を切られるリスクと低粗利で職人たちのモチベーションは低いまま。その時偶然に見つけたフランス製の鋳物ホーロー鍋、調理なべにより味が違うと言う。早速カレーを作ると美味しい、これだ!と思い試作を1万個以上作り続け研究を重ね完成。素材本来の味を引き出す魔法の鍋として料理研究家らの口コミが広がり人気商品として定着、新商品のフライパンは半年で11万台を販売、諦めずに下請けをしながらも耐えて、自社オリジナル商品を納得いくまで開発した事がグルメ時代にマッチして人気商品となり会社再建を可能にした。

【アマゾン、バローと提携しネットスーパーを、ライフの弱い愛知中部を攻略】
関西、関東をライフと提携してネットスーパーを展開するアマゾンは、愛知県を主体にするスーパーバローと提携し今年の夏からネットスーパーを開始すると発表。コロナで人混みを避ける傾向が強まりネットスーパーを利用する人が増えている。関東で展開する楽天西友ネットスーパーも関西での展開を発表した。知らず知らずにネットスーパーが侵食する。差別化の無い店は有店舗もネットも淘汰が始まる。

【サブスク大人気、キリンのホーム生ビールサーバー無償貸出、定額制の生ビール宅配大人気】
キリンビールが家庭向けに開発した生ビールサーバーを無償で貸出し1リットル入りの生ビールが届けられる定額制の宅配サービス「サブスク」が人気で見年末には現在の3倍の会員を見込むと発表した。毎月決まった金額で届く「サブスク」は大ブームだ。成功のポイントは余らないように届ける事、ツイツイもっと多く買ってもらおうとすると離脱する。

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