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ホッタの本音 今週のレポートNO.932

【独身 高齢者 働く主婦の増加に伴い「ラク家事」の脇役商品相次ぎヒット】
2021年国勢調査によると男性50歳まで未婚率28%に達し、離婚を加えると独身が急増。一人暮らしの高齢者や働く主婦の増加も含め家事負担を軽減する商品のみならずレトルト商品に特化した家電「レトルト亭」やサンデンが展開する冷凍食品専用自販機などが人気上昇。今後も単身世帯に働く主婦は増加するので家事負担軽減する商品やサービスの需要は拡大する。

【コロナ禍による緊急特別融資の影響で企業倒産が歴史的低水準で推移】
東京商工リサーチが発表した11月の倒産件数は、前年同月比10%減で6ヶ月連続前年比を割っていて、11月としては1965年以来6年振りの低水準。10月も57年振りの少なさで歴史的な低水準が続いていて、コロナ禍が長期化する中、国や金融機関が資金繰りを支えている。但し、返済期間の据え置きが終われば倒産件数が一気に増える事が懸念される。。良い飲食店や百貨店など小売りやサービス業でコロナ前の7割8割までと聞くが自治体の支援などとコレまで積もっていたものが爆発してこの数字なので、暫くして落ち着くと今より悪くなる可能性も考えられる。新商品や新規事業を始めてプラスアルファの収益を得る必要がある。

【居酒屋バイト争奪戦、時給上がり1,400円超も。やたらと人が多い店程流行っていない感じがする】
コロナ中でも持ち帰りやデリバリーに無人店舗やモバイル予約、注文、決済サービスを打ち出して収益を稼いでいる回転寿司大手やファーストフード・ニコンビニ業界に比べ、コロナ前と同じスタイルの人的接客に頼る居酒屋や飲食店は一旦減らしたパートやアルバイトが採用出来ず、求人の時給を上げているのが目立つ。店をみたり行ったりすると個人的な感覚かもしれないが流行ってない店ほどやたらにパート、アルバイトが多いと感じるのは僕だけでしょうか。プラス客の前で平気で雑談し無愛想、仕事がしたくないなら辞めれば良いと思う事もしばしば感じる今日この頃。。人手を極力かけなくて済む仕組みを検討して持ち帰り&デリバリーの強化を図り、SNSなどで集客を図るなど新たなスタイルの創造が必要だ。今こそイノベーションを。。

【コンビニ売上11月も売上前年割れ、コロナ落ち着いたにも関わらず2ヶ月連続減少】
日本フランチャイズチェーン協会大手7社の2021年11月の既存店売上が10月に続き前年割れと発表。客数が4ヶ月連続で減少が続いている。コロナの影響で分断景気となり収入が減少する人と増える人の二極化し格差が拡大しており、より安さを求める客層は100円ショップやドラックストアなどへ流れ、業務スーパーの神戸物産の売上は拡大している。価値を求める客層はネット通販の利用を増やし、ふるさと納税の利用も拡大している。大手スーパーは駅前などに小型の高級スーパーの出店を開始して差別化を狙う。スーパー「ライフ」の社長は価格競争では生き残れないと新聞の取材にコメントした。

【スーパー約270社で11兆円 コンビニ7社で約11兆円、何が違うのか】
同じ11兆円でもスーパー約270社に対してコンビニは大手3社で9割を稼ぐ。スーパーは一見チラシなど特売競争が激しく大変だろうと思いきやイオンやイトーヨーカ堂のように巨大なモールも有れば成城石井や紀伊国屋のように駅ナカに小規模な高級店を展開するなど随分住み分けが進み、一時のような価格競争は一部の地域以外では見られなくなった。コンビニは大手に集約されたが隣同士にほぼ同じ品揃えサービスのお店が並び過剰オーバーの状態で、オーナーの一存で差別化は図れなく、コロナで収入に格差が開いた為に、より安さを求める消費者はディスカウントストアやドラックストアに流れ、価値を望む人は高級スーパーやネット通販などへ流れる状況になって来た。順調に売れていたセブンプレミアムさえ前年を下回っている。。

【牛丼3社ミスドもドーナツ10円。ニチレイ 大丸食品も値上げ、マクドは輸入遅れポテト販売休止】
円安とコロナ禍でエネルギー資源原料などが値上がり+工場稼働停止やコンテナ不足などにより食品の生産・加工・流通が混乱する等、サラダ油や小麦粉マーガリンに続き大手冷凍食品メーカーに加え食肉ハムメーカーや魚肉製品メーカー、遂に牛丼3社に加えミスタードーナツも値上げを発表。マクドナルドはポテトフライの販売(M・Lサイズ)を休止した。輸入材料に頼っている企業は軒並み厳しい。国内生産や国産食材に切り替える企業も現れて始めた。

【商品値上げ、家計に寒風、消費者の3割が「支出減らす」とアンケートに回答】
この度のガソリンや食品や調味料など5%~15%値上げに対して、消費者心理を日経MJが12月に実施した消費者アンケートの調査によると、約3割が家計の支出を減らすと答えた。コロナ禍のリベンジ消費に期待していた矢先に今度は値上げに苦しむことになる可能性が出て来た。具体的に減らすものは1位外食 27,5%回答、2位衣料品、3位旅行・レジャー・4位交際費、5位酒類、6位食料品と続く。更にコロナ禍のリベンジ消費へのアンケートではお金を使いたくないと答えた人の割合は5割に達し、この度の値上げは消費にかなりの影響を与える事は間違いない。輸入に頼っているから結果としてこうなるのは分かっていたはずだ。自国で作ったモノを消費してこそお金は回る。そして海外へ輸出販売する事、貿易黒字でなければいけない。

【コロナ禍もなんのその、苦しむ飲食店をよそに「スシロー」と「くら寿司」過去最高益を記録】
回転寿司が誕生したのは1958年(昭和33年)東大阪市に開店した「廻る 元禄寿司」が元祖と言われている。従来は職人さんがカウンター越しで注文を聞いてから握る高級な食べ物で、僕も風邪を引いて食力が落ちるとおばあちゃんが大好物のまぐろといかの握り寿司の出前を取ってくれた。普段はめったに食べる事が出来ない握り寿司だ。その高級な寿司をカウンターに設置したレーンに握りたての寿司をお皿に乗せて回していく。自分で好きなネタを取り食べる。お茶はカウンターに設置された蛇口から湯呑にお湯を注ぎ粉末茶を入れて飲む完全セルフスタイル(自動化)によりコストを下げて誰でもお腹いっぱい食べられるようにしたことで一気に利用者が増え月々の参入企業が増えて淘汰していった。そんな中、すしロボットの改質やタッチ式の注文パネル導入、お持ち帰りの注文も専用アプリを業界に先駆けて導入、コレがコロナ禍に役立った。IT化を率先して進め来たスシローとくら寿司は非接融の店の外から席を予約してスマホをかざせば店の中に入り、予約した席に座りスマホで注文して自動決済して非接融で店を出る仕組みが当たり、デリバリーも持ち帰りも積極的に進めた事により多くの飲食店が厳しい中、過去最高の利益をだした、マクドもケンタッキーも同様にデジタルフォーメーションを構築してフルに活用した事が攻を評した。これからもIT・AI・ロボットを活用したデジタルフォーメーションは必須だ。

【ベイシア、海外では進むスーパー店舗内に「EV用」急速充電器を設置】
欧米のスーパーで普及が進んでいる、買物している間にEVの充電が出来るサービスの設置を北関東大手のスーパー「ベイシア」が先駆けて栃木県真岡店に導入した。今後は急速充電器が少ない地域から優先して設置していく計画だとコメント。近大の水産学部と提携した健康に配慮した魚の刺身やマルコメと共同開発した魚の缶詰など他のスーパーとの差別化を図り、楽天ネットスーパーも開始して副社長に楽天出身者も招き入れITを活用してしたネットスーパー含む展開を本格的に進めるようだ。

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