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代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.1069

アラブ首長国連邦の選手団が開会式で身に着けた民族衣装は「メイド・イン・ジャパン」の生地が採用「民族衣装の聖地は日本」とメディアが一斉に取り上げた】
繊維メーカー・シキボウの子会社シキボウ江南(愛知県)で生地は生産され、6月UAEのドバイに向けて出荷された。高品質、高機能な生地を高く評価され、民族衣装のトップブランドとして認知されるようにまでなった。シキボウによると、同社の民族衣装の生地は一着当たり6千円ほど。市場で出回る中心価格帯の2~3倍で高級品。 安価な海外製品との競争などで国内の繊維業は縮小傾向、繊維製品の出荷額は1991年の13.3兆円をピークに2019年には3.8兆円にまで減少したが、一方で国内メーカーは付加価値の高い製品に力を入れており、中東の民族衣装の生地のシェアでは日本製が3割ほど占めている。繊維業界は日本経済の歴史、多くの企業が淘汰されたので生き残っている企業にヒントがある。

【賞味期限が近い食料品低価格ECクラダシが、つるかめキッチンを5.17億円で買収】
各病院の医師の推奨を取り付け、前面に健康を打ち出した冷凍弁当をECで販売する「Dr、つるかめキッチン」を売上推定7億円規模を5憶1700万円で買収し、市場規模が大きく成長率も高い冷凍宅配弁当事業へ本格参入する。クラダシは2022年2023年と連続で赤字、つるかめキッチンを業界2位(1位ナッシュ)に次ぐ2位に育てていくとコメントしている。

【60歳以上YouTube好む。SNS利用、インスタの2倍、TV感覚、使いやすさで人気】
某分析会社によると、60歳以上のSNS利用でユーチューブの利用者が1700万人で1位と前年比18%増えた。2位のインスタグラムの利用者を9割以上上回る。人気の理由は、投稿主体の他のSNSに比べて動画主体の見るだけのテレビ感覚が馴染みやすいと言う。又、2位のインスタグラムの24年5月の利用者は888万人で前年比3割増、3位はXで660万人前年比4%増、昨年秋から差が拡大している。文字から画像や映像へと移行している。

【米チキンバーガー「ハングリィジョーズ」上陸 秋葉原に1号店オープン】
チキン消費が上向いている日本。米国で約100店舗展開するチキンバーガー「ハングリィジョーズ」が8月8日日本1号店を秋葉原に開業させた。バンズから大きくはみ出るフライドチキンをハバネロなど10種類のスパイスで味付けし、ボリュームあるのが特徴。鶏むね肉200gのアメリカンサイズで1790円。日本向けに150gレギュラー1490円、100gスモール1190円の3種類、辛さは6種類から選べる。更に日本向けの味としてしょうゆ風味のテリヤキソース「ハングリィテリヤキバーガー」の他、カレーやサラダ、ケーキなどバーガー以外のメニューも幅広くそろえているとリリース。コロナ禍中、鳥貴族がチキンバーカー専門店をなりもの入りでオープンしたがその後は全くマスコミに登場しない。既存のマクドナルドやケンタッキーに比べ価格面で高いハングリィジョーズ。果してどうなるのか。東京で売れても値段と味にうるさい大阪では無理と違う?飲食の場合、日本で流行らすには先ず大阪で受けるのが必須条件だ。

【やっぱり値引きは駄目。サンクゼール2024年4月~6月期純利益78%減 売上4%減少】
コロナでEC主体に売上を伸ばし、冷凍食品にも参入してリアル店舗でも冷凍食品を販売したサンクゼールが展開する「久世福商店」は、コロナ明けから客数が減少し、対策に値引き販売を実施した。もともと高価格帯のこだわり食品のセレクトショップなので少々値段を値引しても決して安くはならない。値段を見て購入する顧客でないのに値引きしても客数は増えないと思っていたら、その後も厳しく今年に入って4月~6月の決算では前年78%も利益を減少させ、売上も4%減少したと発表。売上の7割を占める店舗の4月度売上高は前年2割減と厳しい状況で卸販売も苦戦。結局ECが普及して地方メーカーから直接購入する、又は大幅なポイントが付くモールで購入する傾向が強くセレクトショップは厳しい。

【ファミマ「40%以上増量」販促キャンペーン実施。セブンはおにぎりの値段を下げた】
客数が伸び悩むコンビニ各社は、値段を下げたリニューアル商品増量キャンペーンなどを打ち出し集客に必死。少子高齢化で人口減、節約志向でスーパーやディスカウントストアやドラックストアなどとの競争激化、ネット通販の台頭で便利性は薄らぐ。飽和状態と言われるほど店舗は普及した。国内で増えているのは高齢者と外国人。地域別戦略ではなく来店客層戦略に切り替えた方が良いと思う。同じ行政区でも店舗により客層は異なると思う。外国人が多いのか、高齢者が多いのか年代別に購入する商品を分析したマーケティングに切り換えないと目先のマクロ的な対応では状況は改善されないどころか利益が低下する。殆どが売上ロイヤリティー収入なのでこの辺りがピンと来ないのだろう。売上から利益主体に変わったにも関わらずに。残念。

【47都道府県翌日配送を可能にしたAmazon 次は宅配ロッカーと地域配送拠点を増やす】
やることなす事すべて理にかなっているアマゾン。大手宅配会社が翌日配送地域を減らす中、公言通り日本全国47度道府県翌日配送を可能にしたアマゾンが、今度は置き配を利用しやすくする為に宅配ロッカーを増やし、スピード宅配を実現する為に地域ごとの配送拠点を増やすと投資計画を発表した。再配送を減らす為の施策の一環で改善余地があると言う。現在自宅以外の場所で荷物を受け取れる専用ロッカーを4000か所以上設置しており、さらに増やす。オートロック付き住宅では玄関先まで荷物を届けられる「アマゾンキー」で1万棟以上提携している。ヤマト運輸など大手と連携するのに加え、個人事業主や未経験者の配達員を増やし、居酒屋や花屋など地域の小規模店に配送を委託する「アマゾンハブデリバリー」の勧誘も強化し、24年度中に配送業務の経験がない人でもアマゾンの配送パートナーとして起業しやすい仕組みを始める。

【Amazon中国でのネット通販事業は縮小。反対に商品出展元として取り組み強化】
経済が衰退して当局の影響が増す中国に於いて販売を縮小、終了するアマゾン。反対に商品の出品先として中国国内メーカーに営業をかける営業所を開設している。世界的に物価高で少しでも安い商品を買い求めるニーズが急増しており、需要が減った中国メーカーにするとアマゾンの販売網は魅力的だ。グローバルな展開に加え、そのしたたかさと速さに頭が下がる。

【米国経済下落と日銀の金利引き上げで円145円近辺の円高が続くと軒並み減益になる】
昨年は1ドル150円台半ばの為替で自動車メーカー他輸出企業の業績を押し上げ、今年7月上旬37年ぶりに1ドル162円近辺を付けた後、日銀の追加利上げと米国経済衰退を受け1ドル141円まで円高が進んだ。輸出のうち多くが円安の為替により利益で円高になると多くが減益になる。海外へ販路を求めて強化している企業は大変だ。

【国際観光市場の成長が順調に続けば2050年頃に3倍の1億人の訪日客が見込める】
近くのホワイティうめだにコロナ中に空いた店舗に知り合いの肉卸が持ち帰りの精肉店をオープンしたが、昨日前を通ると飲食店に改装中だった。この風景は決して珍しくなく当たり前に訪日観光客を対象にした人気のラーメン店やすし店など日本の和食が楽しめる飲食店や料亭旅館や古民家も増え、お祭りや花火大会も有料席を増やし、離島宿泊体験や瀬戸内海の島々を回るツアーも人気で移住する外国人も存在すると言う。日本の自然、文化、歴史を訴求、日本列島改造が始まっている。

【モスバーガー 業績厳しいのに規格外野菜使ったドリンク専門店を多店舗展開発表】
主要飲食店の業績がすこぶる良い中、ケンタッキーとモスだけが客数前年割れしている。持ち帰りと店内需要が好調なうえに、プチ贅沢消費に加え訪日観光客増えている中、ネームバリューがある本業を立て直しせず、絶好の機会にも関わらず規格外の野菜を使ったドリンク専門店を100店舗出店する発表。一号店をオープンさせた。訪日観光客に受けるのだろうか。。プチ贅沢消費にささるのだろうか。。

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