ホッタの本音 今週のレポートNO.1115

「ホッタの本音」

【「工業高校に求人殺到」大卒に比べ、離職率の低さと即した技能を求め、求人倍率急上昇】
工業高校に人材を求めて企業が殺到している。直近の求人倍率(2023年度)は、工業高校卒1人に対して27.2倍と約20年で10倍に。現場に即した技能を持った人材で、離職率も大卒に比べて低いと言う。 東京都立蔵前工科高校では、企業の人事担当者の学校訪問は、4月約50社5月約140社6月約180社と年々増えて「職場では技能人材が不足している」と言う。高校の応募欄には、国内トップシェアを占めるメーカーや、上場する大手ゼネコンが並び、モノ作りや建設業など技術者が必要な分野が多く、それを担う人材は大学ではなく工業高校にあると言う。少子で高卒が金の卵になったと言う話。これまた時流だ。。

【Amazon 備蓄米2025トン午前中に在庫切れ。楽天、ヤフーも即日完売】
5キロ1800円税抜き一人一点までとして、政府備蓄米プライベートブランド「byAmazon」として13日午前10時に販売。たった2時間で在庫切れ。準備が出来次第販売を再開するとしている。コメ宅配ECで復活の兆し。。これまた時流。。

【台湾産米、2025年度日本向け輸出が前年比2.5倍。1万トンを超える見通し】
台湾の在来種はインディカ米(長粒種)だったが、100年ほど前の日本統治時代に日本人が持ち込み、高温な台湾の気候に合わせて品種改良して流通するようになった。台湾で日本食店を経営する店主は、改良が進んで年々美味しくなっていると言う。日本人には水分やうま味が足りないと感じられるかもしれないので、寿司米やだしを加えて混ぜご飯にしたりするのがおすすめ。韓国米やカルフォルニア米など相当出回り格差拡大。

【内定辞退「半数以上」の自治体続出。民間と格差、受験者も10年間で3割減少】
かつて人気だった自治体の公務員。10年間で3割応募が減り、採用試験合格者の辞退率が5割を超える自治体が相次いでいると報道。東京都日野市では62.5%、北海道帯広市54.8%、北海道函館市52%など、2024年度の賃金構造統計調査で、民間企業新卒賃金は24万8000円と、地方公務員より5万円以上の差がある。年々求人が減少しているにも関わらず、手をこまねているからこうなる。政府含め行政自身もっと民間を見習って、時代に合わせ改革をしないと、行政サービス自体が運営できなくなる。多分駄目だ。。

【マルハニチロ傘下のアイシア 保存料無添加「冷凍ペットフード」発売何と1000円】
愛犬と一緒に食事が出来る都内のレストランのシェフが監修した、保存料を使っていない「ハンバーグと温野菜」など8種類のペットフードを7月1日から発売するとリリースした。価格は1000円を想定。これまで食品事業で得た知見を活かし、市場のニーズに対応するビジネスモデルを確立していくと言う。これまでの低価格から高級路線へ切り替えた所に注目したい。ペットフードに初参入するには、付加価値を高めないと勝算が無いと判断したと思う。マルハニチロは、冷凍弁当のナッシュなど積極的に出資している。

【ネット通販・ネット銀行の利用者拡大で、東京に税収集中が総務省研究会で話題に】
AmazonもLINEヤフーも楽天も、東京都内に本社を置く。地方で育ったネット通販会社も上場を機に都内に本社を移す流れは止まらない。これまでの企業に比べ、本社を移転するのはネット通販会社の方が簡単に移転出来る事と、人材が東京首都圏の方が採用しやすい事もあり、在宅含め従来の企業に比べ身軽だ。そこにネット銀行や証券会社の利用者が増えた事も影響し、都内への集中する動きは止まらない。これまた時流。。

【景気が悪くなると増収「ダイソー」大創産業8% 増収5年連続増収、過去最高更新】
景気が悪くなり節約志向にかると流行るのが「100円ショップ」と「ディスカウント店」だ。ダイソーは国内外5670店舗1年間で345店舗増えた。連結売上7242万円。

【人手不足、建築費に家賃高騰で4分1の飲食店が「出店計画未達」海外強化拡大に】
日経新聞が主要590社を対象に調査を行ったところ、約25%の企業が国内の出店計画が未達となっていると言う。吉野家や丸亀製麺では計画の半分に満たなかった。人件費の高騰、人手不足、建築費の高騰などの要因が目立った。そんな中、海外へシフトする事が成長戦略の柱となって来たと言う。台湾、米国、ベトナムが続く。日本食レストランは10年間で3倍に拡大している。海外で本格的な日本食の需要が高まっている。

【AmazonやMeta、マイクロソフトなどAIによる効率化で、従業員が減少すると発表した】
巨大テクノロジー企業のトップがAI活用で自社の雇用が減ると初めて明言した。アマゾンは、3月末時点で約156万人の従業員を抱えている。AIエージェントを導入し、社内の管理業務を効率化に勤めている。マイクロソフト社は5月に世界で6000人強の従業員を消滅すると発表した。その他の企業も人の新規採用よりAI活用を優先する方針を打ち出している。ロボットによる自動倉庫も確実に増えている。

【バブル再燃?500万円以上の高価格リゾート会員権半年で10%以上値上がり】
兵庫県有馬や長野県蓼科など高価格帯のリゾート会員権の相場がホテルの客単価が高騰して上昇している。又、海外からの投資目的も有り、バブル再燃の可能性が伺える。オンライン診療の実施を届け出た医療機関は、13,357施設、前年比2250施設増えた。但し、全体からすると0.063%で、まだまだ普及していないのが現状。40歳未満が多く、初診では対面を上回って来た。風邪が最も多く、ストレスなどの適応障害も多いと言う。

【オイシックス レンジで温めるだけの調理済み冷蔵主菜と副菜「RTEデリOisix」販売 】
ミールキット(調理が必要な食材セット)の売上が伸び悩む中、米国でもミールキットからRTE市場が伸びていることから、レンジで温めるだけで食べられる調理済みの2~3人前分の主菜と副菜が冷蔵で届く「デリOisix」を、昨年からオイシックスの会員向け(登録約35万人)にテスト販売し、今年1月~週に3セット届く定期コースを本格的に開始すると、7週間で登録者が7000人を突破し、予想以上の申し込みだと言う。特に世帯年収1000万円以上のパワーファミリーの比率が高いと言う。キットオイシックス(ミールキット)も時短とはいえ10分~20分程度調理時間がかかるが、レンジで温めてお皿に移すだけで夕食が揃う安心感は大きいと言う。価格は1人分計算799円でキットオイシックスよりやや安い。タイパを意識するパワーカップル・ファミリー層が増えてきていると言う。ポイントは子供が食べてくれるかが重要だと言う。冷凍では生野菜が付くメニューは中々出来ない。又、冷蔵で届けると冷凍庫で眠る事もない。

【米国で関税によりスバルや三菱自動車、トヨタやフォードなど次々と値上げ発表】
トランプ政権が発動した自動車や部品への追加関税で、米国の自動車の平均価格が、1台当たり1760ドル(約26万円程度)値上がりすると言う。既に5月の米国への自動車輸出単価は、前年同月比21.7%低下した。特に米国向けの輸出に頼って来た日本の自動車産業。ただでなくてもEVで出遅れているのに、踏んだり蹴ったりとはこの事だ。これまた時流。。日本の産業自体が変わる。どうなっていくのか、それに併せていく事。

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