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代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.975

【メガバンク無料を表明、少額送金「ことら」開始、決済手数料無料の時代が到来】
3メガバンクにりそな銀行が出資する、専用アプリに携帯電話やメールアドレスを入力するだけで個人間に限り10万円以下であれば送金できる「ことら」。既に40行が参加を表明し、10月11日からサービスが始まった。既に電子決済サービスのペイペイやLINEペイは、1円単位で無料で送金できる。家族同士の仕送りにも活用され、従来からの一回ごとに手数料がかかる銀行振り込みは敬遠されつつある。「ことら」に関して3銀行は無料を表明。これまで有料だった振込手数料は無料の時代になる。これからも無料になるモノやサービスが増え、反対に値上がりするモノやサービスが増える分断の時代が加速する。

【高額トレーニングRIZAPが1日5分のコンビニジム月額2,980円「ちょこざっぷ」快調スタート】
瀬戸社長は、次の成長戦略を消費者の「時短志向」を汲み取った商品やサービスが不可欠だとして、全てをスマートフォンで対応可能にしたどこでもトレーニングが可能な1日5分のコンビニジム「ちょこざっぷ」をスタート。AIを活用し、人手や時間、場所などの物理的な誓約を乗り越えるサービスとして全国に広げると発表。体組成計とヘルスウォッチを無償で貸し出し、アプリと連動して自由にトレーニングを重ねる。1日5分で適切な内容なら健康数値を改善できるうえ、30分以上の長時間運動に比べ継続しやすいと言う。ちょこざっぷは、9月末時点で134店に増え、2025年には2000店を目指すと言う。

【日清食品「完全メシ」スギ薬局と連携で販売を底上げ】
日清食品は、1日に必要な栄養素をバランスよく摂取できる点が特徴の「完全メシ」の展開でスギ薬局と連携すると発表。全国1,150店舗を通じて「完全メシ」を売り込むほか、スギ薬局の1,000万人のアプリユーザーに対して商品情報などを配信する。5月から第一弾として「日清カレーメシ」や「日清ラ王」などカップライスや即席めん5品を販売。全国の食品スーパーやコンビニで発売し、1ケ月に100万食を売上げた。1年ほど前から「完全メシ」と良く事前告知していたが結果「即席カップ食」から脱却出来ない。せめて美味しくて健康的なタンパク質も豊富にとれる即席野菜スープでも開発すればと思う。

【キューピー 消費者の好みの多様化を受けてD2C事業をヤマトと組みサラダ・スープ65品を宅配】
9月末から関東の一都六県でヤマト運輸と組みサラダやドレッシング、スープなど約65品目の直販サービス「キューミー」を始める。グループ会社のサラダクラブが生産するパッケージサラダに調味料やクルトンなどのトッピングを組み合わせた野菜サラダを最短で注文から4日後にクール宅急便で消費者に届けると言う。総菜サラダ、国産にんじんドレッシング、代替卵(ほぼたまご)や年内にはミールキットの販売も始める予定とリリース。野菜セットの宅配は、パイオニアのラデッシュぼーやと、大地の会がオイシックスに経営統合されるなど今更何でと思うが、カゴメさん同様に従来独り勝ちして来たケチャップやマヨネーズが調理済み食品(冷凍含む)の台頭と同時にドレッシング類の種類が増えた事で毎年じり貧。。これを挽回する為の苦肉の策だと思われる。日本の醤油やソースは海外で販路を拡大しているが、元々海外製品だったケチャップやマヨネーズは海外での販売は厳しい。国内業務用は既にシェアはあり、インバウンド需要が爆発的に伸びない限り増えない。さて国内向け野菜セットやサラダやミールキットが果して10万人の利用者を獲得できるのか楽しみだ。

【岸田総理、総合経済対策に畜産農家へ国産飼料供給拡大支援を表明】
岸田総理は、長引くウクライナ情勢を受け、輸入飼料が高騰しており、国産飼料の供給拡大を、総合経済対策の柱に据え、同時に円安メリットを生かして和牛の輸出促進策も織り込むと、訪問先の家畜農家が多い鹿児島県で記者会見で表明した。既に荒廃農地開拓を積極的に始めている県自治体も増え、国産飼料、作物の生産拡大に動きだしている。国内産飼料で育てた和牛・和豚・和系鶏は海外では人気が高く流通されると思う。食材のみならず、調理済みの冷凍総菜の販売にも着目したい。

【創業1869年呉服系百貨店「銀座松屋」呉服辞めて、高級冷凍食品で生き残りを】
コロナ禍が、年々厳しく下がる売上を一段と悪化させ、営業戦略を社内に呼びかけると浮上したのが呉服売り場の廃止だった。しかし、七五三や成人式、結婚式と言った顧客の人生の節目に欠かせず百貨店の独壇場の領域で富裕層である百貨店の上客が多く利用。辞めるにはそのリスクをカバーするだけの収益を確保しなければない。祖業を辞める決断をした呉服系百貨店の銀座松屋は、高級冷凍食品の売り場を地下二階に高級ブランド5,350種類の冷凍食品を揃えてオープンさせた。集客の目玉だった最上階の有名レストラン街も顧客の高齢化と目的来店性の顧客が増え、わざわざ百貨店の最上階まで食べに来なくなり、シャワー効果はなくなり、反対に総菜スイーツのデパ地下が顔となった。百貨店のもう一つの顔、化粧品も時短化粧品が人気。そんなことから自宅で簡単に高級レストランの味が味わえる冷凍食品の売り場を開設したと言う。さてどうなるか。

【拡大するニーズに最も生産性が低い総菜製造工場で盛り付けロボットシステムが稼働】
高齢化と未婚と働く主婦増加に伴い、年々総菜ニーズが増え続けているものの、労働生産性は最下位。最も生産性の高いのは、化学工業、電子部品、電子回路、情報通信機械器具、鉄鋼業、輸送用機械器具、金属製品、食料品製造業と繊維工業が最下位で並ぶ。人手不足は深刻で、日本人の少子高齢化とコロナや出稼ぎ国の経済発展と円安などの影響で、外国人労働者が激減。機械化ロボット化が遅れている食品製造会社は悲鳴を上げる。業務超過は品質劣化や異物混入、更には衛生面にも影響する。そこで経済産業省と日本惣菜協会が協力して民間のAIやロボット開発会社とプロジェクトを組み機械化が難しく、人出のかかかる盛り付け機械を最初のターゲットとして導入しやすい価格で開発に成功させ、次なるロボットを開発する計画と発表。生産・加工・流通・販売まで一貫した取り組みが必要となって来た。

【米アップル、ゴールドマンサックスと組んで利子の高い預金口座を提供すると発表】
ご周知の通り、米国の金利は急上昇している。そんな中、アップル社はクレジットカード顧客向けに利子の高い預金口座を提供すると発表。10月17日の連邦準備理事会の政策金利の誘導目標は3~3.25%ですが、来年には4%になると予想され、単純に円換算すると100万円が1年で104万円になる。これまで電子マネーなどには利子が付かないものが殆どだが、アップルカードと言うクレジット決済サービスは買い物の際に付与されるポイントと同じキャッシュバックを自動的に高利回りの預金口座に入金して利子を付けると発表。別の銀行口座に送金したり引き出したり出来送金にかかる手数料は無料と発表。iPhoneの操作一つでアップルのサービスに入金すれば100万円相当額に対して年間で数万円の利子が付く事になる。ちなみに日本はiPhoneの利用者が世界で最も多く、ポイント利用も世界で最も普及している国と言う点で大手メガバンクと提携し、サービスの運用が始まる可能性が高く、金融もグローバル化となって行く。知っているか知らないかで大違い。

【オフィスに食品・飲料の簡易ショップを展開する「ホーム」高齢者施設に出店を開始】
小さなコンビニと言う名称で大阪府内750か所のオフィスに簡易ショップを設けるホームは、新型コロナ禍の影響で売上が減少しているが、この度サービス付き高齢者向け住宅や老人ホームなどの高齢者施設に「施設コンビニ」と名付けて特化した新サービスを始めた。什器を無償で提供し、軽食・菓子・飲料水を定期補充する。商品代金は在庫がなくなった分を施設から徴収し、入居者向けの売価は施設が自由に設定できる。入居者が施設のスタッフにお金を支払うか、まとめて本人又は家族に請求する。足腰が悪い施設に入居する高齢者にとっては便利な存在だが、食べ過ぎると施設が提供する食事との兼ね合いが難しく、中には隠れて食べたり隠す事でカビが生えたりと様々な問題が発生する可能性がある。ただ時流的にはオフィスも同じく、外に出かけず施設の中で利用購入する時短の利用が増えているのは確かだ。

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