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2021年8月(296号)「信念を貫く」

僕は中学3年生の時に酒屋で配達のアルバイトをして高校3年間続けてそのまま酒屋に就職し、27歳でお酒お米の宅配専門店として独立開業して今年で創業33年を迎えます。

販売する商品や売り方は変えましたが、ずっと一般家庭を対象に食品を取扱い宅配しています。4年近く同じ店でアルバイトを続ける人も多く無い中、独立を夢見て店員として就職しても途中で挫折して辞める人が大半、独立して店を持てても途中で閉店、経営破綻する経営者も多く、会社設立から5年以上続く確率は15%、30年以上続く確率は0,0021%と言われています。

湾岸沿いの工業団地で3坪で始めた店も今では大阪駅前の風通しの良い5階のワンフロワーに本社を置かせて戴けているのも諦めずに信念を貫いて来たからだと思います。

人生も仕事も、山あり谷あり様々な障害や環境に遭遇します。そこで諦めない挫折しないコツは「捉え方」で、自分の都合の良いように「プラス」に捉える事だと思います。

人生を振り返ると、困難に遭遇した後に環境が変り飛躍しています。酒屋にバイトしたきっかけは不良少年だった頃、学生指導の先生から生徒会に立候補を薦められ生徒会長となり、知り合ったPTAの役員の酒屋のご主人からアルバイトを頼まれました。独立出来たのも結婚して二人目が生れるにも関わらず給料が上がらず途方に暮れていた際に、引き抜きがあり独立を決意。共同仕入VC本部を設立した時も個人店の限界に困っての事。宅配FC事業に切り替え、全国展開出来たのはVCで造反が相次いだから。ご当地グルメを取り扱ったのは酒類小売免許が自由化になり酒が売れなくなったから。夕食のおかずセット定期便を開発したのは、その都度購入では継続率が悪く事業としての採算性が合わないから。ネット通販を始めたのは新聞折込チラシなど従来からの広告媒体では集客出来なくなったから。

いつももう少しで挫折する限界まで来た時に、必死でこらえ、真剣に考えていると不思議と突然良い方向に向う。何か禍があると深刻になる人がいますが、暗い思いでは良い発想は浮かんで来ません。必ず上手くいくと強く思い、真剣に良い方向へ行くように考えると、自ずと良い方向へしかも突然良い人に出会う、或いは良い話が舞い込んで来ると言うものです。

新しい事を思い始める際は、大抵周りの人は反対しますし、思うように進まず何度も頭を打ちます。旨く行かない時は考え直す時だと思い、やり方や商品を変えてみる。必死に努力に努力を重ね、忍耐に忍耐を重ね、強化に強化を重ねる事でやがて素晴らしい人間へと成長する事になります。目標に向かわせるパワーは必ず達成出来ると言う信念から生まれます。

信念にとって疑いや恐れは最大の敵です。正に中村天風先生教えの“怒るな 恐れるな 悲しむな”強みを生かし長所を伸ばし世の人の為に人生の責務を全うする。

 

「信念を貫く」

 

これまた商売繁盛の法則也り。

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