2025年11月(347号) 「家族主義」

商売繁盛の法則

僕の経営は「家族主義で他人に献身的」だと良く言われます。
又、東京電力ホールディングス様の常務や、伊藤忠商事様の役員や、経済産業省やテレビ局の社長はじめ役員など色んな人が来社されますが、皆さん口を揃えて「アットホーム」な雰囲気だと言われます。
社員の離職率も低く、先月辞めたパートさんも4年間勤務されました。10年以上勤務されるパートさんも多く、めったに辞めません。そんな意味でも株式会社を設立した1999年に名付けた社名も”家族的なアットホーム”な会社を設立したいと思い「ファミリー」と、当時インターネットは存在しませんでしたが、将来お客様も仕入先など関係者がシステムで繋がる「ネットワークシステムズ」を合わせて名付けました。
正に社名通りの会社組織となり、自社でセントラルキッチンも物流センターも持たずして、国産食材100%ご当地ブランド食材も多く取り入れた冷凍おかずセットのEC(ネット通販事業)主体の会社となり、土日祝日休みで9時~17時半まで残業無しで経営出来る様にしました。
月に一度社員の誕生日のお祝いに、近くの百貨店から有名店の生ケーキを買ってみんなでお祝いして食べています。
年三回の経営方針発表会と題する食事会もほぼ全員参加してくれます。他の会社では社員の参加率が低いと良く耳にします。何故行かないのかと尋ねると、「してやっている感が強い」「社長や役員の話が長すぎる」「その割には食事が粗末で美味しくない」と聞きます。
僕も招かれた事がありますが、会場は有名なホテルにも関わらず「料理がありきたりでイマイチ」と言う経験があります。そして使用人扱いをしている会社を多く見かけます。社長や経営者達がお客様に接する態度と従業員に接する態度が180度違うともよく聞きます。
僕はお客様も従業員さんも同じ態度で考え方も同じで「嫌であれば他社へ」と思っています。特にお客様に対してはハッキリしています。だから一般の個人を対象にして小売業しかしていません。法人や団体を客にはしていません。理由は辞められると損害が大きく、嫌なら他で購入して下さいと簡単に言えないからです。
その点、一般の個人のお客様なら毎月一定の顧客が辞めても、その分一定の客数を獲得すれば済みます。
小売りの商売とは経営理念に基づき、この品質でこの味で通す事が大切で、一人一人のお客様に合わせて対応していては成り立ちません。
客が自分に合ったお店を選ぶのです。
経営の神様と言われた京セラ創業者 故稲盛和夫氏も「家族主義経営」を奨励されていました。

家族主義経営こそ、

長く商売繁盛が続く法則也。

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