【高級食パン専門店閉店ラッシュ。結局一過性のブームだった。ブームに乗っては駄目】
市場価格の実に3倍~4倍の食パンが飛ぶように売れ行列が出来ていたが、この頃めっきり客を見かけなくなった。確かお店があったのに。。と閉店が目立つようになった。火付け役は、2013年に大阪で創業した「乃が美」がトーストではなくそのままでも美味しい「生食パン」を販売。卵を使わずに生クリームや蜂蜜でしっとり甘く仕上げた生地は「とろける食感」「ふわふわの食パン」とテレビで紹介され話題を集め、セブンイレブンが「セブンゴールド 金の食パン/250円」を発売。4ケ月で1500万個の大ヒットとなった事がブームに拍車をかけた。丁度東日本大震災で消費者の財布の紐が緩みかけたタイミングに乗ったとも言えるが、今回はコロナをきっかけに物価高騰して財布の紐が縮む流れと、消費の飽きが重なったと言える。ブームに乗ってFC加盟を最後の方にした人は最悪。見極めが大切なのと、ブームではなく時流に併せた業態へ参入する事が重要。ブームは早く、時流は長く続きます。
【水産養殖業における倒産・休廃業・解散件数過去10年間で最多】
異常気象などにより、天然魚介類の漁獲高が年々減る中、水産養殖業への参入が近代まぐろの養殖成功から年々増え続けて来ましたが、ロシアのウクライナ侵攻が発端となり、穀物が値上がって餌代高騰、陸上養殖には欠かせない電気代や燃料の値上がりに加え、人件費高騰・人手不足、更に温暖化により魚の生育不足や日焼け赤潮発生など養殖業から撤退・倒産・休廃業が急増している。特に、海水温度が高い西日本で多く発生しており、東北や北海道へ移転する企業や、温暖でも生育する魚種へ変更したりしている。でも世界的な食糧事情から考えると水産品の養殖は必須だと思う。
【今度はメキシコが中国車など最大50%の関税を発表。迂回輸出米国への配慮もある】
メキシコは中国はじめ貿易協定を結んでいない国(韓国・タイ・インド・インドネシア・ロシア・トルコなど)からの輸入品などに高関税を課すと発表した。国内産業の雇用などを理由に挙げ、世界貿易機関が認める最大水準まで関税を引き上げるつもりだと発表した。それに中国からの迂回輸出に厳しい目を向けているトランプ米国大統領への配慮と言う意味合いもある。中国は強く反発している。
【ワタミは売上の半分を占める宅配事業の「和民の宅食」で販売する新商品を値下げ】
15日から発売する高齢者向け宅配弁当「好い日の御膳」を450円と既存品より140円下げて消費期限を延ばし、週5回の配送を週3回に減らして配送コスト消滅につなげる。又、宅配事業の使用量の約13%に当たる年間100トン以上のお米を千葉県香取市でコメの生産を始め、5~6年以内に宅配事業で使うコメのすべてを自社農場から調達する計画を発表した。飲食業が複雑な流通を省き直接、農業漁業に参入するのが増えている。
【博報堂発表「食生活の新潮流」①つくらない②つどわない③喋らない】
博報堂生活総合研究所は、最近の消費動向で年齢による価値観や趣向の違いが小さくなる現象「消齢化」と名付け、その研究成果を発表した。例えばハンバーガーは昭和の時代だと20代が最も消費し、50代以上は殆ど口にしなかったにも関わらず、この頃は80代でも食べる人が増えている。食生活においての新潮流として①レトルト、冷凍食品、総菜を利用するのは20代も80代も差が無くなり、「つくらない」手料理から市販品への移行。②一人で外食する事に抵抗がなくなった昭和の時代は、女性や高齢者が一人で外食する人は殆どいなかったが、今は当たり前になった。20代の女性一人で牛丼店や居酒屋、立ち飲み屋でも見かけ、高齢者も見かけます。お一人様消費行動が一般的となり、「つどわない」共食から個食に変わった。そして③PCやスマホを見ながら食事をする人が急増。ネットやYouTubeの普及により、コロナ禍をきっかけに家族やカップルで食事をする際も「しゃべらない」だんらん→だんまり「黙食」へとなった。そして「手間暇」→「手間無し」→「手間楽」へ調理済み食品のアレンジ料理は手作りと捉える人が増え、市販のお惣菜をお皿に盛り付けた料理は手作りと言える認識が20代30代に定着して来た。「手間無し」からアレンジして楽しむ「手間楽料理」もSNSで拡大して来た。
【65歳以上高齢者が3619万人。人口割合29.4%と最高更新。就業者は7人に1人に】
総務省が敬老の日にちなみ公表した人口推計によると、65歳以上の高齢者が3619万人と人口に占める割合が29.4%で過去最高を更新し、就業者も930万人と2021年以降毎年増加。単身で暮らす高齢者も多く、生活支援の充実が課題。今後しばらくの間は、高齢者人口が増え割合も増える。人口構造は商売にとって凄く重要指針になる。
【株式投資 昔は1億2億で「億り人」現在50億円に世界的カネ余り。日経平均最高更新】
日経平均株価が日々高値で取引され、過去最高を更新している。日本の株は世界から取り残されていたが、ここに来てインバウンドブームも有り、不動産投資も活発になってバブル復活とも言える程不動産価格も上がっている。株式投資も含め、個人投資家の存在が大きいと言う。昔は1億2億の投資で「億り人」として騒がれたが、今では50億円ほど投資しないと個人投資家と言われなくなったと言う。格差は更に開く。
【日本のウーマン 職場では男性並み家庭では専業主婦並み。少子化に歯止めが効かない】
政府は躍起に少子化対策として助成金などに取り組んでいるが、残業か当たり前の日本の企業、そして家事が苦手な男性が多く、女性に負担がかかる。大手企業に勤める女性は出産を期に定時で退社するようになると仕事が回らなくなりうつ病になった。配属転換されたが本人は満足しない。夫も残業で育児・家事に手が回らず、結局女性が主婦と仕事を両立せざるを得ないのが日本の実情。企業側も産休に入った段階でキャリアから外すところが多いと聞く。成長して利益が出ている右肩上がりの会社ほど死ぬほど働く人材を求めている。最終電車で帰宅するのが日課だと幹部の女性から聴く。そして離脱率は高いと悩む。俺からすると仕事のやり方を変えない限り離脱率は減らないと思う。売上主義から利益主義へ無駄を徹底して省き、社会への貢献の前に社員への貢献が先だと思う。僕は家族主義で周囲を大切にして来ました。
【大型改装、そごう・西武池袋本店17日から開業。特徴は400種類の弁当生ケーキ】
主要百貨店が撤退する中で、セブン&アイからキャピタル会社に売却されたそごう西武池袋本店は、大改装して17日から順次開業する。特徴としてスイーツと惣菜・弁当、生鮮食品売場を地下一階と二階とツーフロアにして、生ケーキ専門店等25店舗にお弁当は400種類と百貨店最大規模の品揃えにしたと発表。1階は高級ブランドの香水、2階4階6階は高級ブランドアバレル雑貨、3階に化粧品、5階に宝飾品・時計、7階8階にギャラリーイベントホールとする。高級ブランドに陰りが見える中、そごう・西武池袋本店大型改装オープンは果してどうなるか。
【アルコールメーカーが「酒飲まない人」に照準、新商品続々発売。他を考えたらと思う。。】
アサヒビールが17日ノンアルコールカクテルテイスト飲料「ウィルキンソン タンサンタグソバー」を発売したとリリース。レモン風味とライチトニックの2アイテム。確かにノンアルコールビールが当たったのはわかるが、アルコールメーカーが「酒飲まない人」に照準を併せて商品開発を行うのはどうかと思う。
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