新年、明けましておめでとうございます。
私の好きな言葉に「禍は福に転じ、福徳円満にして周囲をも幸せにする」というものがあります。
私は子供の頃からひょうきんで、物事を良い方向に捉え、肯定的に考える性分でした。周りからは「そんなに上手く行くことは絶対ない」とよく言われましたが、不思議とあり得ないことが現実になることが多いのです。しかも、大きな苦境やピンチに陥った後には、必ずと言っていいほど好転してきました。
小学校4年の時、生い立ちを知って「不良」と呼ばれるようになりました。ところが、中学に上がると生活指導の先生から生徒会を勧められ、1年生の後期に副会長に当選。その後、2年・3年と会長を務め、在校生代表や卒業生代表で答辞を読む優等生となりました。その結果、高校には推薦入学することができました。
高校時代には大阪府下の生徒会や学生に声をかけ、2万人を超えるメンバーを集めて野外活動グループ「ヒューマンリレーションズ」を設立しました。高級車を購入して乗り回すなど無茶をして事故を起こし、意識不明の重体となり、8か月間の入院生活を余儀なくされました。
退院後は「一から出直して底辺から学べ」と捉え、バイト先の酒販店に就職。5年間で大阪市港区トップクラスの酒販店に育て上げ、居酒屋の店長に抜擢されました。3年間で繁盛店に育てましたが、給料が上がらず途方に暮れていた時、大手飲食店から声がかかったことをきっかけに独立を決意し、宅配専門店を開業しました。
がむしゃらに働き、3年間で業界平均の4倍の売上を達成。業界紙や船井総研に取り上げられるようになりました。しかし、人材採用や倉庫増築投資などで資金繰りに苦しみました。そこで酒屋仲間を募り、共同仕入れ「酒塾」を設立しました。
利益が出始めた矢先、協力酒問屋の経営破綻が相次ぎ、会員店の脱会が急増しました。その時「ボランタリーチェーンではなく、本格的なフランチャイズにしよう」と決意。アサヒビールの勧めもありFC事業本部を設立し、全国15都府県268店舗まで拡大。お酒・お米の宅配FCチェーンとして一世を風靡しました。
しかし、酒類小売免許自由化の影響で酒の売上が激減。加盟店も減少する中、ご当地グルメの売上だけが伸びていたため、販売強化を決断しました。伊藤忠商事と業務提携し「わんまいるシステム」を開発。島根県をはじめ各県のご当地グルメを取り扱うようになりました。
チルド品は賞味期限が短く、常温品は利益率が低い。オリジナル開発は製造ロットが大きい。そこで「冷凍食品」に着目しました。長期保存が可能で小ロット生産もできるからです。しかし販売したものの単品販売では定期購入につながりません。そこでプラス発想で「冷凍おかずの定期便(健幸ディナー)」を開発しました。
従来の地域密着のチラシや新聞折込では売れず、ラジオやテレビショッピングも継続率が悪い。そんな中、インターネット通販を始めると、必要な人が検索して購入する販売方法が当たり、事業は拡大しました。
農林水産省からは日本の農業・漁業振興に貢献と評価され、経済産業省からは買い物弱者対策事業として高く評価されました。
政府系ヘルスケアファンドから出資を受け、大阪駅前に本社を移転。広告投資が先行し利益が出にくい中、コロナ禍が発生。政府の「必要な買い物は通販で」という呼びかけにより売上が拡大しました。
さらに東京電力ホールディングス様から依頼を受け、国産魚専用オンラインレストラン「ボンキッシュ」を共同運営。ファンドから株式を買い戻し、現在に至っています。
「プラス発想」とは、逆境を恐れず、困難を未来への糧と捉える力です。どんな状況でも前向きに考え、行動を重ねれば、必ず道は開けます。
これまた、商売繁盛の法則也

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