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ホッタの本音 今週のレポートNO.726

【昨年はクリスマスの食材も値上り、格安ラーメンも細る旨味】
昨年を振り返ると、均一低価格を売りに成長して来た鳥貴族が値上げを発表。クロネコヤマトも28年振りに宅配運賃の値上げを実施するなど、食用油から野菜・肉類などすべてにおいて値上げが拡大した一年でした。歳末のクリスマス商戦では各社スーパーの苺が2割・鶏肉が3割上昇したと報道されていました。国民の食への安心・安全・健康志向の高まりを受けた国産食材の値上げ幅が大きく、この動きは2018年も続くと予想される。また人件費の高騰も続くと見た方が良い。そして廉価な輸入品と値上がった国産品で消費の二極化は益々続くでしょう。

【ヤマト運輸、中国全土で宅配】
ヤマトホールディングスは中国のイタンーネット通販大手の京東集団と組み、日本企業がネット通販で販売する商品を中国全土に向けて配送するサービスを2018年中に始めると発表。京東はアリハバ集団に次ぐ中国ネット通販会社2位で中国全土を網羅する配送網を持つ。まず、ヤマトはネット通販を手掛ける日本企業に対して日本から中国全土に商品を送れるサービスを提供する。日本製の化粧品や食料品は中国で人気が高く日本の大手企業は中国の通販サイトに出店して販売を伸ばしている。ヤマトが京東のサービスを使う事で、中国の通販サイトに出店していない日本の中小企業なども中国向けに商品を販売出来るようになる。経済産業省によると日本から中国向けのネット通販の市場規模は2016年に前年3割増の1兆366億円、2020年には1兆9,053億円と倍増すると試算する。日本通運もアリハバと物流分野で提携し、商品の輸送や通関業務を一括で請け負う事業を展開している。この流れは台湾やベトナム・タイ・シンガポールなど成長が著しい東南アジアの新興国へも広がっています。インターネットやスマホの普及によりネット通販の利用が拡大し、グローバル化が始まって来た。格安空港とピザの発行や入国手続き簡素の影響で手軽に日本に来られるようになった事でより日本商品へのニーズは高まっている。越境ECも早めに勉強して仕掛けるのも商売繁盛の重要な要因となるだろう!

【グッチやフェラーリ。高額消費関連株が世界で上昇】
昨年は世界で高額消費関連株が上昇して、株価指数は37%も上昇した。景気拡大や株高に伴う資産効果で個人の高額消費が活発となり、高級ブランドの業績拡大を期待した投資家の資金が集まっていると報道される。高級レジャーも活発で、戦後の高度成長期に蓄えた資産の値上とECバブルで儲けた個人投資家や企業・社員などの消費が好調でアメリカンエキスプレスの純利益は前年19%も増えた。日経平均株価が26年ぶりの高値を更新し、百貨店では美術品や宝飾品など高額品の販売が伸びている。これらの高級品市場は今後も年率4%~5%成長すると予測されており、中でも輸入品割合で世界の3割を占める中国の伸びが目立ち、1億人を超える中国の中間層が引っ張る形で高額商品の市場は拡大するとされる。25年前は道端で偽物の時計を500円で売っていました。首を横に振ると100円。それでも要らないと言うと50円・・と言い、気の毒になり、時計は要らないから500円あげた記憶が浮かびます。タイではたばこをふかす僕の周りに、1本貰おうとニコニコと愛想を振舞く人達が集まったのと思い出します。そんな中国やタイ、新興国の経済は金余りの影響と海外からの投資を受け、すさまじい発展を続け既に日本人の所得を超えた地域も沢山存在します。かつて日本人がアメリカに憧れたように、中国や東南アジアの人々も日本に憧れ旅行者も急増し。和食は世界的な人気となり、タラバガニはアメリカで大ブーム。ずわいがには中国を始め東南アジアで高く販売されています。そして個人消費の格差は日本国内のみならず世界的な現象です。12月の弊社役員会議で、こだわり商品の価格に付いて山脇取締役の付ける1.5倍、僕の1.3倍の値段で販売するようにと3人の社外役員から言われました!株高・高額・グルメ消費は、まだまだ続く・・・

【テーブルマーク、パックご飯の生産増強】
冷凍食品やインスタント食品の製造を手掛けるテーブルマークは、12月18日何と21億円を投資してパックご飯の生産能力を15%高めると発表。高齢者の単身世帯や共働き世帯が増加する中、手軽に調理できるパックご飯の販売が伸びており、メーカー各社は今後も需要拡大が見込めると見て相次ぎ生産増強に乗り出しています。大手企業では、育児や出産などによる離職阻止対策に乗り出している。女子社員は、早く結婚して辞めてくれ!が当たり前だった頃から考えると想像もつかない時代となりました。特に新卒においては男性より女性の方が仕事の出来る人の割合が多いと言う人事部の方もいます。それだけネットも含め、肉体労働が減り、足で歩く営業も減り、インターネットを活用したプレゼンやきめ細かな事務職の割合が増えた事も影響しているとも捉えられます。いずれにしても買い物に不便を感じているのは高齢者のみならず働く主婦や独身者も同じです。今後は更に自宅で料理を作らない人が増えて行くでしょう。そして昨年は遂に冷凍庫より冷凍庫の方が大きい冷蔵庫と呼んで良いのか?解らないものが売り出されました。おそらく今後はこのような冷凍庫の方が大きい冷蔵庫が普及するでしょう。スーパーでさえ、冷凍惣菜を取り扱う時代となりました。こんなチャンスは有りません。そして、お金を払えば冷凍惣菜と一緒に近くのスーパーで依頼した商品を買って一緒に届けてくれる買い物代行サービスの需要は益々高くなって行くように思います・・・
1年はアッと言う間です。時代の変化に対応し、目標を決めて、達成すための行動計画を立て予算を達成して行きましょう。
売上ではなく利益です。利益を稼ぐ方法を考えて、年初の早い段階で必要な顧客数の確保、こうすればこうなると言う仕組みの構築を行いましょう。

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