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代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.941

【マクドナルド、独り勝ちに影、今期営業利益1%増止まり、取り巻く環境の変化に打ち勝てるか】
コロナ禍の中、飲食業界の中で一人勝ちしていたマクドナルドの成長が減速、2022年12月期の連結営業利益が前年比1%増になると発表。黒字に転換した2016年以降の最低の成長率で、持ち帰りデリバリーの競合急増、ポテト品切れ、特に海外の材料高騰と円安は今後の利益に大きく影響を与えそうだと言われる。輸入原材料の高騰はマクドナルド以外の飲食業界のみならず全ての企業に影響を及ぼし、そこへ金利が上昇すると借入利子の負担も増え大変な状況となる可能性が出てきた。

【ヤマトHDも営業利益前年24%減少、回転寿司スシローも純利益17%減少】
巣ごもり生活の定着で宅配便の数量が伸びたものの一個当たりの単価が下がり、ヤフーやアマゾンと提携し一律送料を引き下げた。そこにガソリンの高騰によりコストが増え、2022年1月~3月期91億円の赤字になると発表した。回転寿司のスシローも無人化やテイクアウトにデリバリーを強化してコロナ禍の中で勝ち組とされていたが食材の仕入れコストが高騰して営業利益が前年17%減少した。

【アサヒビール神奈川・四国工場閉鎖を決定。若者のビール離れに加えコロナで業務用激減】
少子高齢化に加え若者のアルコール離れが進む中、コロナ禍で飲食店の消費が激減、ついに神奈川工場と四国工場の閉鎖を2023年1月に決めたと発表した。同業他社も同じ状況だと推測、立地は飲食の流通に適した場所にあると思うので工場野菜や冷凍食品の製造に活用すればと思う。グループ会社のアサヒ食品はフリーズドライの味噌汁や高齢者向け柔らか食を製造して売上は拡大しているので転用は可能。伸びるモノをより伸ばすことだ。

【日清食品はサッポロビールと即席麺の共同配送を2022年3月からスタートすると発表】
サッポロビールの子会社のサッポログループ物流は、日清食品の即席麺を3月1日から共同配送すると発表した。共同で配送することで2トラックが減ると試算、ガソリンの高騰への対応とコロナ禍で激減した業務用需要の穴埋めを行う。知恵をだし工夫して生き残りを図ることは重要。

【企業の資金日本離れ、実質為替レート50年ぶりの低さに 国内で生産輸出・自給率向上必須】
原油・原材料など輸入品が高騰し大幅な貿易赤字が続き、国内企業が海外へ生産拠点を移し、本企業による外国企業のM&Aは2021年度前年比159%増に対し、海外企業による日本企業M&Aは前年比91.1%と減少、従来は稼いだ外貨を国内に戻していたが冷え込む国内市場ではなく日本以外に再投資する流れとなり、円安実質実効為替レートを押し下げる要因になっている。国際決済銀行が17日発表した2022年1月の実質実効為替レート(2010年=100)では中国の人民元が131.01・米ドル119.75・英ポンド105.15・ユーロ92.74・ロシアルーブル76.84・日本円67.55・ブラジルレアル58.69・トルコリラ43.69と日本の円は統計を始めた1944年以降で最低で海外製品を購入しにくくなることを意味する。2010年以降企業は輸出ではなく海外で現地法人を設立或いはM&Aなどの投資を積極的行い、稼いだ外貨を海外へ再投資しているので日本国内需要に回らない構図が出来上がっている。海外の工場を国内に戻したり、国内生産品の自給率を増やし、輸出を増やさない限り根本的な解決にはならない。わんまいるの冷凍ミールキットを海外で販売を拡大すれば少しは役に立てる。各国の現地法人とアライアンスを組みモールでの販売や自販機での販売など積極的に行いたいと夢を見る。

【韓国ロボ宅配、2023年公道へ。出前やコンビニが試験導入、輸出産業として振興を図る】
韓国政府は法改正によって2023年には宅配ロボが公道を走れるようになると発表。料理宅配アプリ最大手のウーワ・ブラザースやコンビニなどが試験導入を進めていて韓国政府は輸出産業として位置付け振興を図る。コロナを機に無人化が加速しており、人手不足も含め宅配ロボのニーズは世界的に高い。第二のサムスンなのか。。

【コロナで巣ごもりペットを飼う人が増えて餌から食事へとペッフードも健康寿命延伸進む】
スカイマークがペット搭乗を解禁させて一席5万円と聞いてびっくり。ペットフードも無農薬や無添加など餌ではなく食事と呼ばれだした。飼う人からすると子供で家族だと言う。ペット専用カフェなども出来るなど、ペットも運動と食事次第で健康寿命延伸が図れるという。

【「高級食パン専門店閉鎖相次ぐ」コロナ禍続き景気悪化+軒並み値上げでプチ贅沢に陰りか】
高級食パン専門店のみならず手作りパン店の閉鎖が相次いでいる。要因の一つに原料の小麦粉とバターの大幅な値上げに加え、長引くコロナ禍による景気の悪化、バイト・パート収入の減少、更にガソリンをはじめとした生活用品全般の値上げにより巣ごもりによるプチ贅沢消費が減少していると聞く。家計調査資料を見ても単価の減少傾向は明らかで、ブーム減少に拍車がかかっていると思う。僕も一時高級食パンを食べていたがブログに投稿しているように香ばしくて味が濃いパリッと硬いいかりスーパー自家製のバケットを好んで食べるようになり、以前に比べ売り切れる頻度が高くなってバケットよりも柔らかく味が薄いフランスパンは売れ残り、高級食パンは余っている。大阪の老舗パン屋の木村家の売れ筋もパネトーネ種とフレッシュバーを仕込んだウェネツィアーナ、深い甘さのあんパン、リンゴジャムを巻いたデニッシュのロールケーキ、フレンチバターロールにクリームパン、チョコレートパンなど「甘くて濃厚」が人気。スイーツもチーズケーキが復活して来たようです。

【マヨネーズも食用油も価格据え置き各社PBが販売急伸】
原料価格の上昇などを受けて大手メーカーが値上げを実施している食品分野で価格据え置きしている各社小売店のPB(プライベートブランド)商品の販売が伸びていると報道。例えばマヨネーズでは2021年7月にキューピーと味の素が値上げ以降前年比で4割前後の上昇が続いている。両社は3月にも値上げを予定。キューピーは450gを参考小売価格の15%引き上げると発表している。問題は実質原価が上がっているのか、値上げすることで利益確保になるなら値上した方が良いし、値上げして売上が減り、差し引くと利益が減って取り返すことが難しいのであれば値上げはせず売上を増やす事に注力した方が良い。売上が上がる見込みがないなら値上げ実行し、新商品を開発育て無ければ会社は存続しない。キューピーも味の素も発売して長いマヨネーズ価格据え置くより値上げした方が得だと判断したと思う。

【台湾、福島原発事故から福島・茨木・栃木・群馬の5県の食品輸入禁止措置を解除】
台湾当局は、東京電力福島第一原発事故から5県の食品輸入禁止措置を11年ぶりに解除したと発表。台湾は環太平洋経済連携協定(TTP)加盟に向け日本との長年の懸案を払拭し加盟に弾みをつけたい狙いかも。日本製品が好みの台湾の輸入解禁は輸出に力を入れたい日本にとっては明るい話題で野菜や魚介類など生鮮品や加工食品の輸出も拍車がかかるだろう。台湾では楽天が出資するモールが一番売れるのでモールへの出品も期待できる。

【冷凍専用自販機「ど冷えもん」を展開するサンデンは専用アプリを開発、場所検索メニュー確認】
全国に冷凍自販機「ど冷えもん」を1,000台以上展開するサンデンは、専用アプリを開発して顧客から問い合わせが多い「場所はどこにあるのか」「どんな商品があるのか」という要望に応える為に専用アプリを開発した。顧客はよく利用する自販機をお気に入りに登録すれば短時間で関連情報にアクセスできる。24時間欲しい時に人と接触せずに商品が買えることから冷凍食品専門の自販機が増えている。わんまいるも冷凍ミールキットトレータイプや和・洋・中のお惣菜、麺類やサンドイッチやホットドックなど国内外に展開出来たらと思う。

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