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代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.944

【コロナ禍にウクライナ危機が加わり主要商品4割が過去最高値、インフレ加速】
コロナ禍により生産が減少一部工場停止などの影響で原料高騰品不足が続く中、ウクライナ危機が勃発しロシアへの経済制裁など含め、国際商品主要品目の4割が過去最高値になり、米国の物価上昇率は40年ぶりに8%台となるなど天然ガス・原油・小麦・パラジウム・トウモロコシが高騰、更に連鎖が始まり輸送や交通、資材、原料、畜産、養豚、養鶏、養殖全てに拡大する。物価の高騰はコロナでの景気低迷に拍車をかける。金利が上昇するとコロナショックで借り入れした返済が負担となる。既に昨年から今年初めに値上げしたばかりなのに又値上げと言う事になる。

【メーカーのコスト消滅限界に。。企業物価41年ぶりの伸び率、ガソリン173円、鉄は2倍】
日銀が3月10日に発表した2月の企業物価指数は前年同月比9.3%上昇し、伸び率はオイルショックの影響があった1980年12月依頼41年ぶりの高水準になった。個人消費の低迷を受けて企業はコスト消滅で吸収をしてきたが限界にちかづいて来ており、値上げに踏み切る動きが目立って来た。更に今後は2月24日ロシアがウクライナに軍事侵攻し戦闘が長引いており、さらに欧米のロシアへの経済制裁を受け世界への影響は避けられない。更に中国がロシアの支援に動くと中国と欧米の摩擦が高まる可能性がある。いずれにしても世界のグローバルチェーンは停滞し、想像を絶する品不足インフレが起こる可能性が高い。鉄は2倍に高騰して計画中の建設が遅れている。半導体不足に部品不とに販売先の国は戦争になるわ、材料の鉄は2倍に跳ね上がり大変だ。コロナ禍が収まらないうちにウクライナショックが勃発、他の国に飛び火しない事だけを祈る。

【ロシア制裁で企業の活動拠点や輸出入の停止や縮小など経済活動に影響が出て来た】
日産自動車がメインの自動車部品メーカー大手の埼玉県のマレリは日産自動車の低迷を受け多額の負債を抱えて経営再建中だったが、侵攻の影響で日産がロシアでの生産停止を決定したことでマレリもロシアでの生産を停止。事業再生ADRを申請し、多くの下請け企業が影響を被る。ロシア以外の自動車メーカーやアパレル各社、飲食店など一斉にロシア国内の営業を停止させている。またロシアからの輸入も制限がかかり、大手回転寿司や日本水産など急遽代替品の確保に動きだした。川上にひずみが起こると川下のスーパーや飲食店に影響が出るのも時間の問題。戦争で輸入品が入らなくなる事態は僕も初めての経験で、帝国データーバンクのアンケートによると61%の企業が影響あると答え、影響なしの回答はわずか17.3%。まだわからないと答えた21%の企業も連鎖は免れない。仕事や観光に海外へ出かけていたロシア人は突然カードが使えなくなり、通貨ルーブルの価値は激減。飛行機の運航は停止、帰りたくても帰られない状況に陥り、滞在国は宿泊先の提供など対応している。

【シャープ買収で有名になった台湾の鴻海 コロナ感染拡大で主力工場稼働停止】
中国の主力である広東省にある工場の稼働を停止したと発表。政府が決めた移動制限措置に対応、再開時期は未定。同工場では米アップル向けのスマートフォンやタブレット、パソコンなど完成品の製造の他、電子部品も数多く生産しており、供給に影響が出る可能性があると言う。政府はロックダウン(都市封鎖)により大半の企業にも活動の一時停止を求めた事で世界一とされる生産王国のロックダウンはサプライチェーン混乱を招く可能性があると言う。

【福岡市の高級飲食店、同市内老舗蒲鉾店を買収し冷凍食品展開、売上挽回を狙う】
コロナ禍で激減した売上を挽回しようと飲食店が、市場拡大する冷凍食品の製造販売を始めるケースが急増している。政府も自治体も補助金を出して業態転換を進めている。創業1954年の老舗蒲鉾店が後継者がいなく店舗兼工場含めた事業の売却を探していたところ、金融機関から紹介で同市内で高級飲食店を経営するIMDアライアンスが事業を承継し、「名物のなんこつ天」など具材の入った魚肉天ぷらを「博多天」と商標登録して博多駅に売店を出店。自社高級中華料理店のブランドで焼売や餃子など冷凍食品を開発してネット通販で直販し、年商が全盛期の半分にあたる7億円まで減少した売上を3年後には30億円まで拡大することを目指すと言う。猫も杓子も食品ネット通販に参入し競争激化。。広告単価も上昇して大変だ。

【日本で1年以上失業状態にある人2019年比31%増64万人、自殺者838人増、長引くコロナ影響大】
総務省が発表した2021年10月~12月日本で1年以上失業状態にある人がコロナ前の2019年同期間比で131%増64万人になり、そのうち自己都合離職者1.2倍、勤め先都合離職者1.8倍と勤め先都合の離職が鮮明。終身雇用を打ち出していた大手企業もコロナを機に希望退職を募り、中年以上離職者が増え、再就職が難しい状況が続いており、2022年1月からの第6波により更に失業者は増加していると言う。自殺者は前年比で74人減ったものの2019年より838人多く2万007人と高止まりとなった。2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻により精神的にダメージを受ける人が急増しており、コロナで弱った精神状態を更に悪化させていると言う。ネガティブではなくポジティブに考える事や自分の強みを書き出す事や理想を描くようにと推奨している団体もある。

【ZOZO2022年3月期過去最高益、新たに化粧品の取扱や実店舗支援を始め2023年も増収増益を】
暗い報道ばかりの中、巣ごもり需要が一服したもののEC(電子商取引)アパレル通販のZOZO2022年3月期も過去最高益を更新したと発表。来期も増収増益を狙う為、新たに化粧品の取り扱いを始め、商材拡大で売上増加を見込む。それにコロナで苦しむ実店舗支援としてECサイト「ゾゾタウン」で実店舗の在庫を確認し、取り置きができる機能の提供をスタートさせ、苦戦する実店舗への送客を即す。サービスを充実させる事でサイト利用者の訪問頻度を増やし、2023年3月期も増収増益を狙う。ゾゾの強みは小売りに徹してメーカー小売りに比べ品揃えが圧倒的に良い。うちの娘が僕の反対で大阪本社アーバンリサーチに就職したのに諦めきれずゾゾに転職した。一番の理由は、色んなメーカーを品揃えしている点で、地方で暮らす人が自分の好みの服を選んで買える事だった。アマゾン創業者のベソス氏も同じ考えで「品揃え」を最優先して次に「値段を安く」そして「届く早さ」と「ECの使い勝手の良さ」を追求したと言っていた。

【鶏卵卸会社イセ食品 経営破綻。少子高齢化、一人世帯増加、作らない、売れない、仕入れ値上がる】
イセ食品と言えば鶏卵卸としては大手。戦後の復興、経済成長、人口増加に合わせ鶏卵卸が多く創業したがスーパーなど量販店の安売りを嫌い、先を見据え鶏卵卸から玉子焼き専門製造会社や玉子を使用した冷凍食品製造会社に進化させ勝ち残っている企業も存在する。少子高齢化と世帯人数の減少で消費量が減少、それに加え家で料理を作らなくなり、惣菜や冷凍食品が台所の主役になりつつあり、鳥インフルエンザの関係で仕入れ価格が高騰するが卸値は上げにくい状況が続き、唯一値段が通る飲食店がコロナで売上を落とした事が大きい。同じ商品を同じ販売チャネルで売り続ける事は無理。

【金沢に冷凍カレーの自販機が登場、冷凍食品専門自販機花盛り】
金沢カレー有名な金沢市郊外に地元のカレー専門店「アイリーカレーハウス」が真空パック機や急速冷凍機を導入して店の前に24時間365日対応できると冷凍自販機を設置した。2種類のカレーとターメリックライスを用意したと言う。果たして生姜や香草を加えたターメリックライス果たして売れるのだろうか。わんまいるでは5月から従来の冷凍カレー=湯煎の常識を打ち破りレンジで出来る紙のトレーに入ったご飯にカレーとチーズをかけて炙ったチーズカレーを発売します。コレ自販機に入れると売れると思う。

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