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ホッタの本音 今週のレポートNO.857

【新規感染者7月6日最多の22.7万人、都内感染者増、企業再び自衛、出社や会食制限も】
コロナ感染が止まらないどころか、世界的に見ると1日当たりの感染者数は増え続けており、6日は1日当たりの感染者数が過去最多の22.7万人を記録。インドがブラシルを超え、経済活動を再開した米国も感染者が再急増した為、都市封鎖を実施する州が増え出した。日本国内でも首都圏を中心に感染者が増え、連日往来による感染が各地で発生し、集団感染も勃発。しかし、政府としては再び緊急事態宣言を出す事を躊躇しており、学校をこれ以上休ますと単位が取れず留年になる可能性を指摘。経済活動も止めると経営破綻増加に拍車をかける事になりかねないと慎重な姿勢だ。そんな中、出社率を減らしたり、プライベートも含め夜の外食を禁じたり、社員に対しての自粛を要請する企業や営業時間を短縮する小売店も現れ、個人も車での通勤や都内から地方に引っ越す人も現れるなど、自己防衛する人が増えており、わんまいるでも再び新規注文件数が増えて来ています。てっきり収束するかと思いきや、自粛解除の途端にコロナ感染が増えるとは、有効なワクチンが開発されるまでは感染しないように自己防衛しながらの通勤、通学を含めた暮らしをする事しかない。マーケティング的には、ライフスタイルの変化を良く観察した対応が求められる。

【ファミリーマート上場廃止、伊藤忠商事100%子会社へ統合】
伊藤忠商事が45%出資してセブンに追い付け追い越せとして業界3位として君臨してきたファミリーマートが、ローソンに続き親会社100%の子会社になり、株式上場も廃止となると発表された。業界1位のセブン&アイですら既に外資系企業からの出資を受け入れており、いかにコンビニエンスストアの運営に大きな資金が必要なのかがわかる。特に今回のコロナの影響は大きかったようで、オフィスや繁華街、空港やターミナル立地の店は大幅な減収となっている。そんな中で、大きな決断をされた。それだけ世の中が大きく変化すると再認識し、今後に備えて対応していく事だ。

【夏のサマーバーゲン閑散、JCB社員13,000人冬のボーナスゼロ、個人景況感落ち込み最大】
某商工会議所の次長が、夏のご挨拶に来社いただき話を聞いていると、夏のボーナス支給ゼロの企業が多いと聞きます。緊急融資で何とかしのいではいるものの、資金繰りが続かない企業も出て来る可能性が高いとおっしゃっていました。飲食店も大手総崩れで、航空会社や観光関連宿泊施設、百貨店商業施設、劇場、自動車にアパレルなど多岐に渡り業績が悪化しています。育ての親のお祖母ちゃんには芸能界は大反対されましたが、酒屋に就職する際に口に入るものはどんな時代になろうが無くなる事は無いからと肩を押してくれた事を思い出します。コロナ禍を受けて、飲食店やホテル向けの調理会社様からの問い合わせが入っています。僕は独立創業当時から飲食店や会社関係は一社毎の取引額は大きいが、無くなると痛手も大きい。それより一般家庭は取引額は少ないけれどゼロになっても暮らしている以上は急に多くのご家庭が無くなる事はないと思い、家庭内で日々飲食される商品を取扱い、一般家庭専門に32年間やって来て本当に良かったと思っています。

【マスク1枚10円台に急落、参入の中小生き残りに必死!】
多くの企業が目先の売上をと思い、設備投資をしてマスクの生産を始めたり、海外から大量に仕入れて在庫が山積みとなったり、品不足が一転して値下げ合戦となり、1枚10円台に急落。やはり目先の欲だけに目をやるとろくなことがない。利他の精神で辛抱強く、長年にかけてコツコツと努力を積み重ねて来たものは、長期に売れて利益が出るようになる。今日脚光を浴びているアマゾンやウーバーイーツも長年に渡り、赤字が続いて冷ややかな目で見られていた時代があった。

【飲食店予約でインスタ急浮上、グルメサイト離れに】
ネット通販はSE0対策、飲食店はME0対策が主流だったが、このところインスタグラムを見て飲食店を予約する人が増えており、食べログやぐるなび等のグルメサイトを見る人が減っている。ネット通販も、かつてのアフィリエイト広告やキーワードを設定して検索エンジンで上位表示させるSEO対策から、SNS系のWEB広告の方が高い転換率が取れだしていると聞きます。日本におけるネット通販の利用シェアは、海外に比べてまだまだ低くこれから伸びるので、D2C自社サイトを開設して運用を始める事をお奨めします。ちなみに肌着大手のワコールは、自社のネット通販の売上を2025年3月期までに現在の50億円から200億円まで4倍に高めると発表。新型コロナウィルスの影響で百貨店や商業施設などでの販売が縮小する中、デジタル対応を加速させる。世の中の進化向上に先駆けて貢献する事が重要である。

【コロナ感染拡大第二波、スーパー混雑嫌がる人が多く、自宅から遠いスーパーも敬遠】
東京首都圏、愛知県、大阪府で無差別に行われた某研究所のアンケート調査の結果によると、スーパーの混雑を嫌がる人が多く、在宅勤務が増えて自宅から遠いスーパーも敬遠されている事が明らかとなった。4月5月とスーパー・ドラックストアでのまとめ買いが広がり、売上が減少したコンビニが6月に入って売上昨対比が超え、7月に入っても売上は下がらず、反対に緊急事態宣言の期間中、売上が伸びたネット通販の受注は、平月程度の伸びに収まって来たと聞きます。要因は、ボーナスの減少やコロナ感染長期化への不安による買い控えが起こっていると言われており、日常生活必需品以外の支出は控えられていると思われます。

【ビール類11年ぶりにキリン首位、巣籠り外食のビール減少、宅飲みは第三のビール躍進で】
新型コロナウィルス感染が拡大した2020年上半期のビール類推定シェア(アサヒが開示を取り止めた為3社合計比で試算)で、キリンビールがアサヒビールを11年ぶりに抜き首位となった。業務用に強いアサヒが苦戦、本麒麟など第三のビールが強い麒麟に軍配が上がった。昨年2019年の市場シェアは首位だったアサヒビールが36.9%、キリンビールが35.2%と肉薄していた。今年に入り、アサヒのシェア34.2%キリン37.6%と推定シェアとは言え差は大きい。わんまいるでもオンライン飲み会や宅飲み向けの居酒屋メニューやおつまみセット等が好評。コロナ禍を機に本格的な内食消費が浸透する。単なる冷凍食品ではなく、選ばれる冷凍食品、冷凍惣菜として更なる売れ筋の品質や美味しさの向上と品揃えの充実を図りたいと思っています。

【中国GDP 3.2%増、米国経済コロナ第二波で経済活動低水準が続く】
北京の卸売市場で集団感染が勃発したコロナ感染第二波を上手く抑え込んだ中国の4月~6月のGDPが、予想していた1%から3.2%増に改善されたと報道。世界2位の経済大国と浮上し、米国などの貿易摩擦にも応じない力強さを感じます。反対に、コロナ感染拡大の対応も含め、長い間世界1位の経済大国として君臨して来た米国の低迷を感じます。今後、益々米中関係が悪化しそうな気配で、米国寄りの日本は大丈夫かと心配します。政治的には難しくても、ビジネスとして世界で唯一GDPが前年比を上回る大きな潜在需要が見込める中国との関係性を図る事は重要だと思います。

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