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代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.982

【なんとガストまで、ミシュラン星獲得オーナーシェフと共同開発のコース料理を販売】
低価格を武器に若い世帯を取り込み、深夜営業も行いm店舗を拡大して来たファミリーレストラン「ガスト」が、ミシュランガイド東京で2020年から4年連続一つ星を獲得している「sio」のオーナーシェフ鳥羽周作氏とコース料理を共同開発した。前菜は、シェリンプサラダにフライドオニオンを加え、コーンスープにメインはトリュフ香るポテトチーズクリームIN感動ハンバーグ1,869円(税抜き)。鳥羽シェフ監修のお子様ランチ(ガチャコインとドリンクバー付き)1,099円も提供。最近のプチ贅沢需要を取り組む考えだ。お昼のランチもこれまでは1,000円までの壁があったが、コロナのリバウンドと物価高騰の影響も相まって、食へのプチ贅沢が広がり、大阪の定食屋でも1,000円を超えるランチメニューが売れ出している。食事への意識、美味しいものが食べたいニーズは高くなっている。

【日本のビール大手消費が減少する中、北海道限定「サッポロ クラシック」13年連続売上増】
日本ビールの元祖、1876年9月に「北海道開拓使麦酒醸造所」が完成、「サッポロビール」と名付けられ、1877年9月には東京で発売されました。ラベルに描かれた開拓使のマーク「星印」は、サッポロビール伝統のシンボル。そんなサッポロビールの北海道限定で販売しているクラシックビールは、1985年に発売して以来道民の強い支持が続き、大手ビールメーカーの販売数量が10年間減少する中、13年間連続で売上が増えている。クラフトビールを代表する限定醸造ビールみたい。ご当地グルメ⇒クラフトグルメ(職人・手作り)ブームが拡大・・・すべてに通じる。

【沖縄のオリオンビール、IPOに向けて親会社の吸収合併を発表】
2019年3月から野村ホールディングスと米投資ファンド カーライフの傘下で経営再建を進めていたオリオンビールが、親会社でるオーシャンホールディングスと創業者一族が設立した幸商事を吸収合併。新規株式公開(IPO)に向けた準備の一環だと発表した。コロナ制限解除で観光客が押し寄せる沖縄。空前の地ビールブームで業績が急回復しているようだ。

【ええ!北海道でさつまいも生産増え、香港やシンガポールタイへ輸出がスタート】
いやーこのところ北海道の事業者・生産者農業・漁業に関わらず元気だ。温暖化に伴いコメ作りも盛んだが、鹿児島などと時期が異なり需要が見込めるさつまいも。特に糖度が高い紅はるかの生産農家が増えており、港湾物流業の苫小牧埠頭は、サツマイモの選果場を稼働させ、洗浄から選別まで1日最大6トンを仕分け11月の出荷見込みは100トンと言う。国内のみならず香港やシンガポール、タイへの輸出を始めた。さつまいもは、タイやマレーシアや台湾では低カロリーの健康食品として知られ、軽食やカレーの具材として使われると言う。特にタイでは日本からの輸入量が2024年には2021年比の2倍の3,700トンを超えると予想される。ジャガイモよりも甘味が受けていると思うので国産牛肉とさつま芋と玉ねぎのカレーや、国産鶏肉とさつまいものトマト八丁味噌煮込みも売れそう。

【鰤(ブリ)、世界的人気で2021年輸出額前年比4割増え過去最高、値段も最高】
日本では消費が減少している魚介類、ところが中国はじめ海外では消費が拡大し、円安が加わり特に日本でしか獲れないホタテやブリの輸出が好調で、養殖自業者や漁村の売上所得を向上させいる。既に日本国内消費向けの仲卸や小売業者の方が買い負けており、海外の方が高く買ってくれるので輸出が増え、日本国内向けが品薄になり値段も高騰しておりこの状況は拡大傾向だ。

【平和堂、業務効率化ITに90億円投資 セルフレジ8割、スマホレジ導入し、レジ待ち時間緩和】
滋賀県を基盤にする食品スーパー平和堂は、2024年までに業務効率を高めてレジ待ち時間を緩和する為に90億円投資して、現在2割のセルフレジを8割まで高め、スマホが無い方には無料で貸し出してスマホレジの導入をすすめる。バーコードを読み取り買い物かごに入れ店内で決済。又は電子決済・クレジット決済ができる。業務効率を上げて人手不足への対応とお客様のレジ待ち時間を緩和する。将来スマホにお買い得情報やレシピの配信なども行う。

【英国ロールス・ロイス 水素で航空機エンジンを動かす事に世界で初めて成功したと発表】
日本では高級外車のイメージで有名な英国ロール・ロイス社は、昔からジェット機のみならずプロペラ機から軍用機まで航空機エンジンのメーカーとして欧米では有名。この度、英国のLCC大手イージージェットと共同で水素エンジンを動かす事に成功し、飛行試験を目指していると発表した。欧州のエアバスも超大型機で水素を使ったエンジンの飛行テストを計画。日本では三菱重工が米ボーイング社と協業を発表している。温暖化ガスの排出ゼロに向けた取り組み普及が拡大している。

【遂に日本酒まで冷凍。広島県白牡丹酒造、解凍して飲む搾りたての味わい「冷凍酒」を発売】
広島県の酒造メーカーとして初めてテクニカンのアルコールの急速凍結機を導入して搾りたての無濾過の「純米生酒 氷華」を発売した。マイナス30℃の急速冷凍する事で氷の結晶が微細になり細胞を破壊せず搾りたての味が提供できる。古くから大関の凍結酒はあるが、これまでは普及はしていなかった。地方の酒蔵の純米生酒や純米吟醸酒をネットで自宅まで届けてくれるなら持ち帰りにくい冷凍品は便利。度数が高い原酒は、味の濃い鰻の蒲焼き。微発砲の純米吟醸酒なら刺身やフレンチに合う。どぶろくやクラフト酒など急速冷凍保管、そのまま流通、販売する蔵元が増えて行く。

【時代反転2013年をピークに、食品メーカーアイテム数過剰から一転し数を減らしている】
戦後高度成長、そしてバブル、多様化と日本の食品メーカーは過剰だと言われるほど取り扱いアイテムを増やしてきたが、2013年をピークに年々アイテム数が減り続けており、売れ筋商品を中心に投資を集中させている。ウクライナ危機による供給制約や円安を背景に原料価格が高騰しているほか燃料や輸送コストの負担も大きく値上げやコスト削減にも限界があり、一定の販売数量が見込める主力商品の生産を増やし、効率を高め、収益を確保したい考えだ。

【電力会社一斉に値上げ、北陸電力は家庭向け規制料金45%引上げ申請】
発電コストの上昇に価格転換が追いつかず、各電力会社は大幅な減益又は赤字に陥る企業もあり、値上げをせざる得ない状況により1980年の第二オイルショック以来の値上げとなる。電力自由化に伴い、参入企業新電力会社146社が事業を停止、撤退に追い込まれており、破産申請する電力会社が後を経たない。

【食品メーカー値上げ12月も145品、更に来年は4,000品目が値上げ 既に7割が販売数量減少】
企業も為替やエネルギー仕入調達コストの上昇などの影響を受けて収益が落ち込んでおり、賃上げや賞与も減少しており、消費者の買い控えが鮮明になり、約7割で販売数量が減少している。12月145品が値上がり、年明け以降は既に4,000品目が値上げされると帝国データーバンクが公表した。今後電気代や運賃改定、人件費の高騰など小売側の値上げも予想される。働く主婦やシニアの増加が見込まれ、より安い商品や安い店、より価値が高い商品やプチ贅沢商品などニーズの多様化は拡大する。何の消費を減らし、何を増やすか、広く深く考えなければならない。

【調理ロボットの「エビススパゲッティ」FC加盟店募集2027年までに50店舗計画を発表】
1分間に最大約160回転で強力なコンロで温度を上げるが、高速回転している為焦げ付かない45秒で完成する時給800円を下回る調理ロボットが作るスパゲティー専門店「エビススパゲティー」を東京丸の内にオープンさせたフロントは、2023年からFC加盟店を募集を始めて2027年までに50店舗体制とすると計画を発表した。惣菜工場でもロボットが相次ぎ開発され、人手不足と業務の効率化が進んでいる半面、クラフト人気のように職人による手作りもブームとなっている。ロボット対職人対決の時代が幕開けたと言っても過言ではない。販売チャネルの客層を見極めた展開が最も重要となる。

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