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プロが語る「食品通販」の世界 vol.032

2.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン以外から集客する手法

前回のコラムまで、「1.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン経由で集客する手法」である(1)SEO対策、(2)リスティング広告について解説しました。ネットショップの新規集客における「優先順位付け」は、「1.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン経由で集客する手法」からスタートし、十分な集客数を確保できない場合は「2.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン以外から集客する手法」を足していくことが基本となります。

検索エンジン経由で流入する顧客は、何らかのキーワードで検索を行ったわけですから、探し物や悩み事が明確です。つまり、「1.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン経由で集客する手法」で獲得できる顧客は「目的買い(目的来店)」と言えます。逆に、検索エンジン以外から流入する顧客は、偶然的に自社のネットショップの存在を知ります。つまり、「2.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン以外から集客する手法」で獲得できる顧客は「衝動買い(衝動来店)」と言えます。

目的買い(目的来店)の顧客とは異なり、衝動買い(衝動来店)の顧客は探し物や悩み事が明確ではありません。自社の取り扱い商品を探していたのではなく、偶然的に自社のネットショップに辿り着いただけです。このように考えれば、「1.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン経由で集客する手法」で流入した顧客に比べ、転換率が低くなるのは容易に想像がつくでしょう。それらを加味した上で計画を立て、「2.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン以外から集客する手法」を活用することが重要です。

1.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン経由で集客する手法

(1)SEO対策
(2)リスティング広告

2.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン以外から集客する手法

(1)メディア
(2)プレスリリース
(3)実店舗からの誘導

3.どちらにも影響を与える手法

(1)ブログ
(2)アフィリエイト

2.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン以外から集客する手法

(1)メディア

「2.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン以外から集客する手法」の代表的な施策が、「メディア」です。広く世間に知らせるPRの手段としてメディアを活用する企業が多いですが、ここでは売上アップのために実際に販売へと繋げる販売促進としてのメディア活用を考えていきたいと思います。メディアには「インターネット内のメディア」、4大メディアに代表される「インターネット外のメディア」があります。

①インターネット内のメディア

最近では、インターネット内のメディアが大きな注目を集めています。食品の業界においては、日本最大級のお取り寄せ情報サイトである「おとりよせネット」がありますが、これもインターネット内のメディアです。一見、楽天市場やヤフーショッピングのようなショッピングモールに見えますが、このサイト内に決済機能はなく、各ネットショップに送客を行う役割ですのでメディアという位置付けになります。

おとりよせネット TOPページ

新聞社、雑誌社なども、最近ではインターネット内での情報発信を強化しており、大きなインターネット内のメディアとなっています。こういったインターネット内のメディアの収益源は広告収入ですので、当然様々な広告枠が用意されています。しかし、基本的には成果保証型やクリック課金型ではないため、出稿には注意が必要です。想定の集客数、想定の転換率から出稿するか否かを判断することが重要です。

②インターネット外のメディア

インターネット外のメディアの代表が「4大メディア」です。4大メディアとは、テレビ、新聞、雑誌・書籍、ラジオのことです。未だに大きな影響力を持つメディアであることは間違いありませんが、その広告効果は年々落ち込んでいます。出稿する際には、媒体選定などをしっかりと行う必要があります。インターネット内のメディア、インターネット外のメディアとも、基本的には成果保証型ではありません。また、投資額も大きなものが多くなります。そのため、今まで説明した施策に比べ、圧倒的にリスクが大きいという認識が必要です。リスクが大きいということは、より一層しっかりとした計画が必要になるということです。

次回のコラムでは、メディア計画の立て方、メディア活用の必要性についてお伝えしていきます。

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