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6.302021
ホッタの本音 今週のレポートNO.906
【コロナで来店客急減 映える玉子サンド「エッグサンドトーキョー」を持ち帰りで訴求売上1.5倍】
東京駅構内のカフェ、コロナで来店客が激減する中、スタッフとミーティングを重ね、テイクアウトを強化する事に、スタッフのアイデアで商品開発したSMSで「見映え」するように考えたタマゴサンド「エッグサンドトーキョー」を開発してSNSで配信、販売促進を重ねたところ拡散してテイクアウトの客が連日行列が出来るようになり、コロナ前の売上1.5倍を達成したとメディアが報道し、更に注文が殺到した。同じくホクレン直営店アンテナショップも牛乳の日にちなみ「悪魔のカマンベールまるごと揚げ丼」を期間限定で発売、SNS投稿募集が当たり拡散し、コロナ緊急事態宣言発令にも関わらず来店者数急増、SMSで目を引く、美味しそう、食べたくなる、画像、動画、投稿キャンペーンが重要!
【食品通販競合急増する中、食をこよなく愛し グルメとテクノロジーでとがった会社を目指そう】
コロナ禍によりSNSとの相乗効果で一億総グルメ時代の需要を押し上げている。外食やショッピングが敬遠され、マネーが家食グルメへと向かう。エンゲル係数は伸びる一方で健康志向も高まる。#おうちごはん #家飲み #テイクアウト #お取り寄せ #お持ち帰り 等キーワード検索がインスタ、ツイッターで急上昇、楽天と資本提携してネットスーパーを展開する西友は2025年には売上1,000億円全社売上比率二桁を見込むと発表。アマゾンと提携しネットスーパーを展開するライフも配送地域を拡大させており、今後は品揃えと安さでシェア争いが激しくなる。そんな中で生き残りを図るには差別化が重要、食材や品質、味にこだわりNB商品等との差別化をしっかり行い訴求する事で選ばれるようになる。
【手作り感のある食事、主婦の手抜き罪悪感を払拭する冷凍ミールキットが冷凍食品の大きな存在に】
三菱食品オリジナルの2人前入りの冷凍ミールキット「ララキット:850円」シリーズの売上が2020年比で5倍に増え、一人前の声に応えて1食セット398円「すき焼」や「プルコギ」などシリーズを追加新発売するなど、ミールキットは冷凍食品のカテゴリーとしての存在を高めている。既存の冷凍食品に比べ手作り感があり、手抜きしている罪悪感を払拭できる点と食材を加えるなどアレンジする事も出る事が受ける理由だと言われる。そんな中でわんまいる健幸ディナーは究極のミールキット及び宅配食として選ばれる存在になって行きたい。
【関西電力が海老の養殖、九州電力がサーモンの養殖 東京電力はファンドを設立、電力自由化対策を】
大手電力会社各社が電力小売り自由化に対して新規事業参入を始めている。中でも東京電力は投資実績のある元内閣府主幹地域経済活性化支援機構レビックキャピタルの兵頭氏を社長に迎え、100億円のファンドを設立し10社程に投資をして新たな事業構築を行うと発表した。関西電力は海老の養殖事業、九州電力はサーモンの養殖事業と専門異業種に出資する形で参入、昨年は不動産の森ビルがビニールハウスによる野菜栽培事業に乗り出し、農機のヤンマーが水産養殖事業に乗り出し既に本業の農機事業の売上を水産事業が超えるなど、大手企業が食産業を始めるケースやカテゴリ―を拡大するケースが目立って来た。日本国内では少子高齢化で需要は減少しているが、経済発展が著しい人口14億人の中国やインドはじめアジア主要国の消費が増えており、世界的に食料難が心配されている。安心安全で信用が高い日本国内産の食材及び加工食品は海外から注目されていて、日本より高い値段で販売されている地域も増えて来ている。
【2021年4月度主要スーパー15社の売上高前年95%、食料品反動で昨対割れ、衣料品復調】
昨年は初めてのコロナ感染による緊急事態宣言で食品の買い占めが起るなど記録的な増収増益になった4月5月、今年日経MJの調査に主要15社のスーパー4月売上は、反動により売上昨年対比を割り込む企業が15社中11社となり店舗数も29店舗減少した。ドラックストアや業務用スーパーにネット通販に加え新たな新勢力の食品ディスカウントスーパーの勢いが良く、相変らず価格競争から脱皮できない状況が続いている。コロナで実質収入が減少する人が増え、価格により敏感になっているためだ。反面外食や外での消費が減った分か可処分所得が増えて家庭内でのプチ贅沢消費も盛んだ。ちなみ売上昨対が増えているのはイトーヨーカド―、イズミ、平和堂、フジ、の4社だ。
【2021年上記ヒット商品番付、ラベルレスや再生素材衣料品、非接融のデジタル店舗の買物テック】
今年上半期の東の横綱は「サステナビリティー商品」としてコカ・コーラのラベルレス容器やユニクロの再生素材を使った衣料などに消費者の支持が広がっている。西の横綱は「買物テック」、コロナが元々広がりつつあった非接融ニーズを加速させ、デジタル対応する店舗が人気となり日本マクドナルドはモバイルオーダーを約800店に導入、スシローやくら寿司は無人店に切り替えていっている。モバイルオーダー決済はこれから更に増えて行くだろう。人件費を消滅する事で更に値段を下げるか品質を上げるか競争は激しくなる。東の大関どこへ行ったか「5G」、既存の2Gで新格安プランが続出して一斉に切り替え、西の大関「ノンアルコール飲料」、コロナで飲食店におけるアルコールの提供中止でノンアルコール飲料がバカ売れ、これは続かないと思う。東の関脇では「郊外生活」、西の関脇では「アニメ映画復活」、東の小結は「アサヒ生ジョキ缶」、西の小結は「帝国ホテル30泊36万円99室が即日完売」、東の前頭は、「性差問わずにアパレルやメイクを楽しむ」、オンワードや無印良品が品揃えを強化、西の前頭「テレワーク」スーツ、有機ELテレビ、高級トースターや高級調理器具、本格的な味わいの冷凍食品が人気で家庭用商品が増加傾向。トヨタの軽自動車並み価格の小型SUVなど、さて後半にかけて何がヒットするだろうか。
【そう言えばワインの世界で個性的な味わいの地場品種がひそかな人気になって来ている】
一次は有名なソムリエにより有名産地の有名シャトーが作るカベルネ・ソーウィニオンやシャルドネの高額ワインなど独占化が進み高騰し、結果ワイン需要が陰りだし日本国内でもエノテカがアサヒの子会社になるなど衰退したが、ここに来て関税が低くなった事もあり小売店では国から直輸入する多品種の地場ワインが人気になって来ています、僕も関西で高級スーパーと知られるいかりスーパーが直輸入するイタリア南部やフランス南部などの珍しい品種のワインにハマっています。しかも値段が特売で580円~と有り得ない程リースナブルでしかも美味しい。こうなると歴史の浅い日本のワイナリーやメーカーは勝てない。。ならばしっかりした日本酒を作り地ワインに勝負を挑んで欲しい。
【スシローも参入「すし居酒屋」が繁盛している】
梅田に3店舗ある寿司居酒屋「さしす」は、連日若い女子のお客さんが大行列をなしている。回転寿司のスシローも参入し、すし居酒屋「杉玉」の出店を加速させている。人気の理由は「映える」メニューにあり、例えば「雲丹といくらのこぼれ軍艦」は、いくらが海苔巻きからこぼれ落ちている画像を見ると食べたくなる。。「炙り帆立トリュフのせ」創作寿司でいずれも写真映えする。さしすの名物は「とろ鉄火」で鮪のトロがはみ出ています。しかもするめの天ぷらや居酒屋メニューも充実してアルコールが安く、結果トータルの支払額が安くコスパが高い。インスタ投稿して拡散する「映える」憧れ高額すしメニューを作り、比較的に低単価の居酒屋メニューとアルコールでトータルのコスパが高くリピートや口コミで流行っている。
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