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2021年12月(300号)「お客の声に応える」

堀田社長は「先見の明」があると良く言われますが、僕はひとえにお客様の声に応えて来ただけだと思っています。

お酒・お米の宅配専門店として独立して全国の酒蔵を回り地酒を取扱い、ご当地のブランド米を取り扱ったのも当時大阪では灘・伏見の大手清酒メーカーが桶買いした酒をブレンドして販売、お米も米屋さんがブレンドして精米して販売していたので、お客さんから地酒は手に入らないか、田舎から送ってくるお米を取り寄せて貰えないかの声を良く聞きました。

親方に伝えると酒屋は酒だけ売っていればよい、地酒は問屋が扱って無いから無理と蔵元に問合せすらしません。。

そこで独立後蔵元に出向き仕入れ交渉して酒処の酒問屋に頼んで大阪の酒問屋を二次卸にして仕入れる仕組みを構築しました。これは当時画期的で、多く販売しなければならないので仲間の酒屋を募りました。お米も同じく最初は新潟ケンベイさんから送料を払って仕入れ、販売量を増やして大阪のお米問屋と提携し、産地のJAに協力して貰う仕組みを構築して仲間を募り販売する事にし、酒類免許緩和対策として一気に加盟店が増えて、後に酒販宅配FC事業へ発展しました。

当時正月に飲む祝い酒はお屠蘇と言って生薬を酒に混ぜるので不味くお客さんから正月らしい煌びやかに酒はないのかとの声に応えて金箔を入れると大好評。お歳暮やお年賀に使いたいと多くの清酒メーカーに採用されました。魚やカニの水炊き用の濃いポン酢はありましたが、薄くスライスした牛肉のしゃぶしゃぶ向けに合うポン酢が欲しいとの酒問屋の常務の声に応え、酢橘を使い甘口の丸天醤油を鰹と昆布の出汁と米酢で割った板前手作りボンズを開発。現在全国のスーパーで販売されています。

かさ張って持ち帰り難いトイレットペーパーにティッシュペーパーを配達して欲しいと要望に応えて取扱い広告すると大当たり。当時配達している店が無いから顧客の継続率も高く主力商品に。

そしてオリジナルのミネラルウォーターを開発、その水を使ったアイスコーヒー、地ビール大阪麦酒の開発と繋がりました。

酸っぱくなくて甘くて食べ易い梅干しが欲しいとのお客様の声に応えて日本一の梅干し産地和歌山県南部の梅干しメーカーへ行くと、皮が破れた完熟南高梅が売り物にならないと選別されています。コレにはちみつを加えたつぶれ梅として名前を書いてタッパに詰めて販売したところ大好評。コレをきっかけにご当地の名産品今で言いうご当地グルメを開発する事になり、お客様からはコンビニやスーパーでは売って無い産地名産品を自宅に居ながら買えるので大変喜んで戴け、お酒やお米より利益率も高く購入頻度も高い産地名産品ご当地グルメの品揃えに注力して、島根和牛の肉じゃがを作り販売した事から冷凍惣菜の開発に繋がりました。

「お客の声に応える」

すなわち商売繁盛の法則也..。

 

 

 

 

 

「信念を貫く」

 

これまた商売繁盛の法則也り。

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