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12.12024
2024年12月(336号) 「 時流見抜き適応する 」
ブームは一過性なので一時的に流行っても続かないから要注意。
ブーム(流行)は追いかけない、時流は時代の流れなので合わせないと上手く行かない。ところが多くの経営者が時代の変化に気づかず、又はなんとなくわかっていても適応しない。だから販売不振に陥り、経営破綻してしまう。
時流はゆっくり変わるので、目先の作業や仕事に没頭して「カエルの茹で殺し/ゆでガエル理論」状態に陥る経営者が多い。水にカエルをいれて徐々に熱していくと熱湯になってもカエルは気づかず、そのまま死んでしまう現象と言うたとえ話で、「変化に気づかず致命傷を負う」事は経営者にとっては凄く重要な事です。
「企業寿命30年説」と昔から言われています。
創業してから30年経つと世の中は180度変化します。
時代が変わります。
創業して30年間で殆どが経営破綻するのです。
僕は1988年に酒屋を創業しました。
36年が経過、町の酒屋は無くなりました。
ブームに乗り僕の注意に耳を傾けず、酒DSを多店舗展開された店はみんな倒産しました。
銀行から直営店の展開を進められましたし、賃貸物件の250坪の直営店の土地を購入する話も何度も銀行から持ちかけられましたがそれを断り、直営は1店舗のみで268店舗すべてFCで展開しました。
僕は酒類免許が自由化になれば現在のようになると時流を見抜いていたのです。
だから早くから地域名産品の品揃えに取り組み、一品から受注して納品するクラウド形式のわんまいるシステムを開発して物流センターを委託運営したのです。
物流センターも自社で所有しないどころか委託して大正解で、必ず今日の様に働き方改革が浸透し、給料よりも勤務時間や曜日の方が重要で、超人手不足になると時流を見抜いていました。だから人による宅配からネット通販にシフトさせ、本社を辺鄙な沿岸地域から便利な大阪駅前に移転させたのも人手不足に適応しての事。今回もオペレーターのパートさん採用に関しても時流に併せてリスティング形式の求人広告3万円で10人の面接をして1人採用しました。正社員は30万円の求人広告費で67人応募が来て1人採用しました。時給や給料より立地や仕事内容の方が重要な時代が来ました。冷凍おかずを販売する際もみんなに反対されましたが、年々市場が成長し業務用より家庭用の方が上回る様になりました。
冷凍おかずセットの定期購入を始めた時もこんなのは絶対売れないと言われましたが「サブスク」と言われるようになり普及しました。自社でセントラルキッチンを持たない事も人手不足に適応して、更には時代に併せてニーズが変化するから委託製造で行っています。
国産食材100%や食品添加物無添加にこだわるのも差別化が重要で市場が大きくなると参入が増えて、似たり寄ったりになると価格競争に陥るから初めから時流を見抜き差別化しての事で、お陰様でメディアにも小さな会社にも関わらず大手のミールキットや冷凍弁当に比較して掲載されます。比較サイトはアフィリエイト広告なので売れた分だけ成果報酬を支払う広告手法で、広告出稿が多いクリックしたら広告費がかかるリスティング広告は参入が増えると費用対効果が合わなくなります。弊社はアフィリエイト広告での集客比重が高いんです。
2050年にかけて一人世帯数が増え、働く主婦も高齢者も増加して益々冷凍おかずセット、更にはご飯付きの冷凍弁当の需要が増えます。人口構造や勤労構造、年金構造など時流に大きく影響する事を日々新聞に目を通してメモして常に振り返り、確認して想像し、時流を見抜く力を養い適応しています。
「時流見抜き適応する」
すなわち商売繁盛の法則です
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