新着メディア情報
4.132022
代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.947
【「時短料理」レシピ検索頻度減少、料理レシピサイト「クックパット」食のデーター分析】
料理レシピサイト最大手のクックパッドの食のデーターサービス「たべみる」の「時短」「簡単」の検索頻度が2018年~19年を境に右肩下がりだが、反対に手間のかかるレシピの検索頻度は増えていると言う。時短料理レシピ検索件数がピークだったのは2012年~2014年、オイシックスは2013年にレシピとカット済みの料理に必要な食材をまとめたミールキットを発売して順調に売れたが2020年~21年の入会理由で伸びたのは「料理のマンネリ化の解消の為にレパートリーを増やしたい」これに対して時短目的の入会は横ばいだと言い、時短レシピ検索頻度減少は「ひと手間かけることを大切にする人が増えている」とクックパットは言うが、僕はサイトでのレシピ検索からインスタグラム、ティックトック等SNSに検索が移行しているとみる。それにカットした食材のミールキットは鮮度の悪さや味が美味しくない。思うほど以上に手間がかかる。主人では作れない。調味料の添加物が気になるなどの投稿が多い。どうやら炒めたり焼いたりしなければならない食材セットタイプのミールキット離れが進んでいるのではないかと思う。それよりもっと簡単に出来る新しいタイプのミールキットにニーズは進化していると感じている。湯煎や流水やレンジなどひと手間で盛り付けるだけの冷凍ミールキット(食事セット)に入れ替わるのではと捉えています。
【三菱商事系丸の内キャピタル クイーンズ伊勢丹へ出資、成城石井ノウハウで高級スーパー再建に成功】
丸の内キャピタルは、高品質な食材や総菜を自宅で楽しむことが広がり、高級スーパーに追い風が吹く中、かつて成城石井の株式を買い取りプライベートブランドや地方の名産品と言った戦略商品を強化して売上比率を20%まで引上げ、粗利率を大幅に改善させ収益を上げてローソンに株式を売却させた。現在成城石井はデザート含むPBの総菜の売上比率20%を基本に店舗展開を加速させている。そのノウハウを生かして業績が低迷するクイーンズ伊勢丹の運営会社に出資。再建に取り組み2021年3月期は過去最高益にさせた。好評の冷凍PB商品は同じ三菱グループの食品スーパーライフへOEMの供給も開始する予定。販売量を増やし工場の稼働率を上げる。昨年はいなげや配下の東京杉並区の三浦屋を買収し店舗改装など投資して売り場を改善する計画。同じくサザビーリーグが運営する食品・雑貨店の経営権利も所得すると発表。未上場企業に投資して企業価値を高め高品質・小売りなど独自性を打ち出して業績を改善させ売却する。プライベート・エクィティーファンドとして企業の事業承継や事業再編ニーズの受け皿になっている。
【円安は一部の輸出企業に限られ、資源高あいまって個人や中小企業に重たく影響を及ぼす】
一時125円を付けた円安、実質レートはそれ以上に下がり、日米の金融政策の在り方の違いが明確に表れている。米国はロシア侵攻により石油天然ガス穀物類などの輸出や武器の輸出など活況でコロナ含め長年の金融緩和から一転して利上げを行い、インフレを実現させ物価の値上がりと賃金も上昇させている。日本は多くを輸入に頼り国内は少子高齢化により消費減少が続き景気を支える為に金融緩和低金利政策をとっており、今回のロシア侵攻やコロナ禍含め国内消費は厳しく金利は上げられない状況。更に円安は進み原材料含めモノは高くなりデフレとインフレが同時に日本を襲っている。。
【セブンも弁当値上げ、前回値上げ2019年で6割、今回2021年秋以降は9割強の商品で値上がり】
原料価格の高騰、円安、業務用の売上減少に加え2021年度後半からのコロナ消費のリバンドによりスーパー各社と食品メーカーはこれら要件を値上げで調整しようと8%~15%程値上げしている様子。しかも大手メーカーが大半でプライベートブランドの下請けメーカーは値上げ出来ない企業も少なくはない。値上げすると売上が一時的に減少する。特に二番手、三番手のメーカーは棚から外される可能性があるので値上げ出来にくい。かと言って値上げしないと利益が圧迫される。。どちらに転んでも厳しい二社選択だ。弊社は34年前の創業期から独自路線の売り方と売価設定と品揃えで商売しており、現在では95%がオリジナルの冷凍食品でネット通販の売上が大半となった。しかも送料は有料にして送料を支払っても冷凍食品を購入する客層をつかんでおり、その継続率は90%を超えている。多くの企業が参入し多くがコロナのリバンドにより売上げを落とす中、弊社は自社サイトもモールも前年比を超えている。こだわり食品がここに来て更に売れ出している。
【関東の高級スーパー紀ノ国屋が西日本に出店攻勢、先ずは京都に旗艦店を】
高級な食材や食事を自宅で楽しむ広がりを受けて東京の高級スーパー紀ノ国屋が2025年までに西日本に販売拠点を10か所に広げると発表。京都市に旗艦店を設ける他、3月に大阪駅前大丸百貨店地下二階に出店した。高級パン含め850種類の9割がPB商品と言う。果たして味と値段にうるさい関西で東京の売り方が通用するか疑問だ。歴史的に見て成功した試が無い。。まずは圧倒的に売価が違い過ぎる。飲食店しかり百貨店しかり東京勢が大阪で成功した試はない。ところが成城石井さんが関西で成功している事から、紀ノ国屋さんも関西にと思ったのだろうけど大阪に来なくても首都圏で出店する場所はいくらでもあるのに思う。。まあ親会社がJR東日本だから余裕あるんだなあ。。
【法人向けフードデリバリーのノンビが三つ星シェフ監修の冷凍弁当を発売した】
三ツ星フレンチ「Jean-Georges」の元スーシェフ・米澤文雄氏監修のフローズンミール(冷凍弁当)を3種類売り出した。主菜1品、副菜3品の献立で「トマトソースで味付けしたハンバーグ」や「レッドカレーがかかったグリルチキン」「コーンチャウダーで和えた赤魚のグリル」副菜は野菜やキノコ豆類を使用した炒め物やマリネなど揃え組み合わせた。1食500キロカロリー以下で保存料、防腐剤、着色料は不使用、1食1,200円税込、次々に冷凍食品や冷凍おかずセットを販売するがはたして品質と味の方は如何でしょうか。先日も有名シェフ監修とする冷凍食品を提案され試食してみたがレトルト食品ではと思う加熱状態でよくもシェフがこの味でOKしたものだとビックリしました。シェフがレシピを作成したとしても冷凍個食料理を作りそれで多く販売した実績が無ければ美味しく作れないと思う。まして他で作ってもらった冷凍食品となると本当にシェフが食材も吟味して調味料も指定してソースも作りレシピも提供して作るセントラルキッチンに出向いても難しいと思う。何故ならば冷凍に不向きが食材や調味料にあるからだ。動物性油脂は冷凍して解凍すると分離する。食材や料理によって凍結機も異なる。冷風・アルコールなど凍結機にも種類があり、スチコンにしてもそれぞれの料理に向き不向きがあり、冷凍も大切だが冷却がもっと大事と個人的に思う。結局は競合と比べて美味しいか品質が高いか、最終コスパだと思っています。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。