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ホッタの本音 今週のレポートNO.838

【休校・イベント中止・テーマパーク休業・外出自粛・自宅勤務・店舗時短・銀行休業容認】
新型コロナウィルスの影響が生活のさまざまな場面に広がってきた。スーパー、百貨店が営業時間を短縮する動きが本格化し、銀行の店舗に関しては金融庁が臨時休業を認める方針を固め、大手企業は出張、商談を中止、自宅勤務に切り変えるなど正に非常事態になって来た。ホテルや飲食店の客数は半減していると聞いていたが日に日に減っているようだ。ドラックストアではマスクは勿論のこと紙製品や除菌消毒材が品切れになり、スーパーでは買い置き出来るインスタント商品やレトルト商品、冷凍食品がバカ売れしている。各社3月中旬、或いは後半までとしているが発端となった中国さえもまだ感染者は増えており、3月7日(土)時点で感染者は全国で10万人を超え死者3,400人になった。隣の韓国では凄い勢いで増えており、ヨーロッパや中東、米国など世界88ヶ国に拡大しており、とても3月や4月に終息するようには思えない。SARSは8ヶ月要した。もしかするとそれ以上に長引く可能性も考えられるので冷静になって長期的に考えなければならないと思う。そしてこうなった時こそ、世の人の為にお役に立つ事を第一として全社、グループ一丸となって貢献出来るようにお願いします。

【ミールキット売上倍増、製粉大手時短・簡便需要 冷食に活路】
レンジで解凍してフライパンで炒めるだけのイオンPBのミールキット(クッキット)の売上が半年前に比べ倍増しており、日清製粉グループの日清フーズやオーマイなど大手製粉会社は国内家庭用小麦市場が縮小する中、小麦を使う冷食やチルド食品、プレミックス食品で内食へのシフト簡便需要を取り込む商品開発に注力し業績を伸ばしている。特にレンジで温めるだけで複数料理が楽しめる「ワンチン」のおかずセットが好評で「とんかつとナポリタン」「ハンバーグと五目炒飯」など多数のメニューを発売。スーパーの店頭を見る限り冷凍餃子や冷凍パスタやグラタンと同様に売れている。わんまいるも得意とするおかず2品入セットをスーパーに向けて開発する。単品も現状スーパーの総菜コーナーで人気の天丼やカツ丼、炊込みご飯や中華丼の具や天津飯の具、ピザ、ドリア、グラタンなどワンランク上のお惣菜を開発にも力を入れたいと思う。店頭で知名度を上げる事で宅配やネット通販との相乗効果を狙い、生産・加工・流通・販売まで一貫した取り組みを行う事で、日本の農業・漁業の振興に貢献したい。

【楽天 2000年株式公開以来初の2019年12月期単月営業赤字に】
送料無料問題で出店者の離脱を招き、公正取引委員会からも緊急停止命令を下されたにも関わらず頑固として譲らない構えの楽天、自社のネット通販事業の配送費や配送センターなどの設備投資がかさんで2000年の株式公開以来、初めて12月単体で56億円の赤字を計上したと発表した。ネット通販全体の供給高は上がっているとされるが、楽天西友ネットスーパーの売上も含んでいるとされ、有識者からはモールの時代は終わったと指摘されており、ヤフーもゾゾまで買収したにも関わらず目標には届かない状況で、唯一商品を買い取り(一部消化仕入れ)自社配送センターから独自の物流で届けるアマゾンが一人勝ちの状況で、それぞれの出店者が独自に画像や販促を行うモールと比べ強く、スマホで簡単に検索出来て、しかも自分の好みに合わせて情報提示してくれる時代となったのでモールに入って検索しなくても容易に欲しい商品やサービスを検索できるようになり、直接購入する方がお買い得な事も消費者がわかって来た。旅行一つにとっても広告代理店より直接旅館のサイトから申し込んだ方がお得だし、新幹線や飛行機の手配も直接サイトから手配した方が便利でキャンセル料もかからない等お得だ。そんな中で楽天はアマゾンやメルカリに負けないよう送料無料や即日配送網を作ろうと躍起で投資をしている事が業績に鮮明に表れており、力ずくで行うと屋台骨すら崩れる可能性もあると思う。

【ネットスーパーの巨人米アマゾン、自社初の食品スーパーシアトルに実店舗を出店】
店名は「アマゾン・ゴー・グロッサリー」シアトル中心部のアマゾン本社近郊に生鮮食品から酒類まで揃う無人レジのスーパーを自社で初めてオープンさせた。2017年に買収した高級スーパー「ホールフーズ」と競合しない品揃えとしてオフィス勤務者の朝食や昼食に加え、近隣住民の夕食需要の取り込みを狙うと言う。リアル店舗によるドライブスルータイプの引き取り方式と店舗からの配達が好調の「ウォルマート」や「ターゲット」を意識しての展開なのか、したたかなアマゾンの本当の狙いは何なのか。日本では食品スーパー「ライフ」と提携したネット通販を開始、日本政府もアマゾングループが開発する経理総務システムのクラウドの導入を決定、中小の書店を対象に卸売を開始、更に法人会員を募って通常より平均9%引きとし従業員までが購入出来るサービスを開始。国立大学の8割と契約したと聞きます。着実に経済圏を拡大しているアマゾンが本格的に無人レジスーパーの展開に乗り出すのだろうか。店舗での引き取りや店舗からの配送は実施するのだろうか。気にかかる。。

【定食屋「大戸屋」2020年3月期連結最終決算初の最終赤字に】
食品スーパーの弁当・惣菜、コンビニの総菜・冷凍食品、ドラックストアの冷凍食品、ネット食品通販などとの競合と軽減税率の影響により客数減少に歯止めがかからない外食業界、ペッパーランチに次いで上場している飲食店の「大戸屋」が連結最終決算で赤字となり10店舗以上を閉店すると発表した。更に新型コロナウィルスの感染拡大も悪影響を与える事は間違いなく、大戸屋のみならず中国や香港、台湾などに出店している店は軒並み客数が落ち込んでおり地域によっては休業している店もあると聞く。感染拡大は暫く続くと見られ、影響は図り知れなく景気は間違いなく落ち込むので外食は更に敬遠され厳しい状況に陥る。元々日本は1人あたりに占める飲食店の割合が多い国だけあって店舗の淘汰はもっと増えるだろう。

【味の素、利益の5割を稼ぐ海外事業が伸び悩み 2020年3月の利益が2017年比10%減少】
かつては調味料メーカーだった味の素が今では冷凍食品が主体のメーカーとなり、しかも驚いた事に利益の半分を海外で稼いでいると言う。昨年香港へ商談に出かけた弊社の商品企画の吉川部長から現地の食品スーパーを何社か見学して冷凍食品は日本のスーパーと殆ど変わらない品添えだと聞いて驚いた。ニチレイにマルハニチロ、テーブルマークに日清食品や東洋水産などインスタントラーメン、ハウスなどカレーもそうである。ところが昨今マスコミでも一部報道されているよう地元の企業が本物そっくりな商品を真似て作り、安く販売を始め地元の嗜好に合わせた商品を売り出されたりされ苦戦しているとの事。そんな中、味の素は旨味を更に研究して健康で美味しい商品を開発し、国内はもとより海外でもシェアを挽回する方針を打ち出した。経済が急速に発展しているアジアやアフリカなどの市場の変化に素早く対応出来ていないと味の素の西井社長は厳しい面持ちで語る。最近食品スーパーの売場を観察して感じるのが、生鮮品の品質が凄く向上していると思う。特に安売りのイメージが強かったスーパーの生鮮食品のレベルが上がって来ている。お弁当や総菜、刺身や精肉に関しては著しく品質が高いスーパーが目立つ。反対に日配食品インスタント冷凍食品に菓子調味料は従来通りでいまいちだ。スーパーでは人気の冷凍食品を何とかテコ入れしようと検討をはじめ、弊社にも問合せが入るようになって来た。そこで弊社としては高品質でありながら美味しくて健康的な冷凍とは思えないおかずを出来る限り日本各地の旬の食材を使用して農業・漁業の振興と自給率の向上と健康寿命延伸を目指し、グローバルな展開も含めて食で日本を豊かにしたいと願っています。理念を共有できる相手と取組み、これまでのスーパーとは異なる冷凍惣菜を提供してコンビニや量販店では満足しないお客様へ喜んでもらいたいと思っています。

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