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7.302020
ホッタの本音 今週のレポートNO.858
【今年の流行語に選ばれそうな「7割経済」が感染再拡大で現実味的に】
私もこれまで幾度か危機に遭遇し、会社や従業員を守るために金策に走った経験が役に立ち、今回のコロナ禍に関しても、いち早く借入に動いたお蔭で、資金を確保する事が出来ましたが、多くの中小企業が対応に遅れた為に、未だに借入のメドが付かず、経営破綻する企業が目立ってきました。それに連日流されるメディアの報道で気になっていますが、コロナが収束しても経済は元の状態には戻らず、「7割経済」で推移すると言う見出しを見ます。地域や業種、業態によっては「5割経済」、「1割経済」になっていると言われています。この事は企業だけでなく、「個人」の収入にも同じ事が言えます。そしてこの難局を乗り切るには2つの方法しかありません。1つ目は、7割経済で耐えられる収益構造へ移行して経営を続ける。2つ目は、伸びている市場やチャネルへ参入する。コロナ感染再拡大に入った以上、自社の”在り方”を再定義し、現状を洗い出し、あるべき姿を心に強く明確に描き、再建に向かって前向きに広く深く考えて努力することが大事です。弊社では、4月に本業に集中する事を意思決定し、5ヶ年の事業計画を策定しました。自分の置かれた状況を冷静に捉え、自らの強みや経験を生かし、いかにして世の人の為に貢献出来るのか?何が求められているのか?をしっかり考えて、心を積極的にして追求していく事だと思っています。
【10年前には存在しなかったスーパーアプリが躍進、顧客を取り込む】
コロナ禍を機に、日本でもウーバーイーツを凄く見かけるようになり、テイクアウトに関してもアプリで事前注文、事前決済して引き取りに行けば待つ必要が無くなった。これは10年前には無かったサービスである。コロナの影響で9割以上の企業で業績が低迷する中、サイト決済代行会社の業績は伸びて、株価も伸びています。EC通販のアマゾンの業績も株価も続騰!時代は進化し、消費者の利便性の向上に貢献出来ない企業は生き残れないとつくづく思います。10年ひと昔とはよく言ったものですが、今は5年ひと昔しだと言っても過言ではなく、3年でも早くはない勢いで進化して行っているように思います。ITやSNSを最大に活用した営業(販促、広告)それに商談や会議もオンラインで、営業の新規開拓や商談方法も一気に進化しました。
【新たな飲食業のスタイルになるか?ワタミ「唐揚げの天才」を拡大】
先日、自宅最寄り駅前に、テリー伊藤監修のこだわりの唐揚げと玉子焼き持ち帰り専門店がオープンした。1ヶ99円の大きなサイズの3種異なるスパイスの唐揚げに650円の玉子焼き、前評判は悪かったが、いざオープンすると連日行列が出来ています。もちろんネットで注文事前決済なら並ぶ必要はない。ウーバーイーツや出前館のデリバリーも利用可能。マクドナルド、ケンタッキーを見ても、テイクアウトとケイタリングが伸びて店内利用者は減少。新たな飲食業のスタイルになると感じる。唐揚げのテイクアウトと言えばコンビニだが、専門店にお株を奪われる可能性を感じる。理由は内篭もりで、唯一食が楽しみなグルメ時代に入り、品質や美味しさを求めるようになって来た。これまでの均一された機械で大量生産された品質と味には満足しない人も増えて来た。価格ありきの一辺倒から選ぶ時代が来たと思う。そんな事から飲食店は今後立地が悪くてもネットで検索、SNSで口コミが広がりテイクアウトとケイタリング注力すれば小さな店でも大繁盛する可能性が出て来た。これまでは駅前、駅ナカ立地、広い店内、多い客席が繁盛する条件だったが、コロナ禍を機に大きく進化した。しかも自社でデリバリーや決済をしなくてもよくなり、チラシも自分で配布する事をしなくて済むようになった。32年前独立するに際して出店に大きな投資が必要な飲食店を諦め、へんぴな工業地で9坪の建売住宅を購入し、1階の3坪のガレージで酒米の宅配専門店を開業して一般家庭専門に飲食一筋にやって来たので、この進化は有難く絶好のチャンスだと思う。時流に合ったニーズの高い商品を開発し、時流に合った売り方で売る事です。巣籠り時代に対応していこう!ライブも芝居も映画もオンラインへと進化する!
【検索サービスで「ググる」→ハッシュタグの「タグる」へと情報収集も進化】
最近インスタ経由からの新規獲得が増えている。と言うよりブロガーの口コミや比較サイトなどテキスト(文字・文章)から、美味しそうな写真や動画から情報収集する傾向が増加、更に作り込まれた写真や動画より、調理をしているキッチンの様子など舞台裏のコンテンツやスタッフや店長、社長の人柄が分かるような投稿をする事で、信頼性が増し、顧客の購買行動に与える影響が大きくなっているように思います。わんまいるでは、毎回お届けする献立メニューの紹介文章を僕が執筆し、山脇が編集して同梱していますが、毎回楽しみにしてくれている人も多いです。それにインスタグラムは利用者の90%以上が何らかの事業者のアカウントをフォローしている事からもインスタグラム利用者は事業者からの情報発信に好意的だ。画面の大きいパソコンからスマホへの利用が日常化になった事で画像、動画が購入意思決定の決め手となった理由だとも思います。
【6月も26.2%減少、輸出二桁減4ヶ月連続、元には戻らない、新たな産業の創出が必要!】
戦後日本の経済成長を支えてきた輸出だが、発展途上国や新興国が生産に乗り出し、日本企業も現地生産するようになった事も含め、1986年をピークに減少、そしてコロナ禍で一段と減少して20%以上の減少が4ヶ月間続いており、国内の生産を中止、工場を閉鎖する鉄鋼メーカーや、自動車メーカーが増え、人の配置転換、希望退職、外国人労働者も含む非定期社員の雇止めをする企業が増え、下請け会社にも影響が出ており、町自体が閑古鳥が鳴いているとの報道。コロナ禍の特徴としてはこれまでも右肩下がり気味だった業種や企業(車や鉄鋼、家電などの製造業)は一気に衰退し、右肩上がりだった業種や企業(情報産業や一般加工食品とEC)が一気に伸びています。そんな中で、二次産業、三次産業に次ぐ、海外に輸出出来る産業を育て拡大しなければなりません。デフレが長く続く日本の物価は、著しく経済成長した中国はじめとするアジア主要国の物価は2倍以上の差があり、十分売れる価格になった。日清食品やマルハニチロなどの業績と株価が伸びているように、今後は中国やアジアに向けた国内製造の加工食品(インスタント、レトルト、缶詰、冷凍食品)の販売に注力した方が良い。
【6月コンビニ売上高5.2%減収、客数11.6%減と4ヶ月連続で減少、FC大量離脱かも】
日本フランチャイズ協会が発表、客単価は冷凍食品や酒類などまとめ買い需要が増えて7.3%増と9ヶ月連続で増加しているものの、オフィス街やターミナル立地で苦戦、コンサートなどチケット売上がゼロ状態。。インバウンド顧客もゼロ状態で、食品類は値段が安いドラックストアや食品スーパーでまとめ買いする客が増えていて、今後はテイクアウトやケイタリングに力を入れる飲食店やネットスーパーにも客を奪われる可能性もある。また、深夜労働など人手不足も懸念されており、日常の買物での商品力にはセブンも歯が立たない。先日、コンビニのFC店が大量に離脱する話が報道された。先ほどの7割経済から考えると、3割は無くなってもおかしくない。
【7月の4連休の過ごし方アンケート、自宅で過ごす1位40%、遠方への国内旅行は7%】
グルメ情報サイトぐるなびが実施した、7月4連休に関するアンケートによると、自宅で過ごすが最も多く40%、外食は28%と振るわず、ショッピングも21%、日帰り旅行は15%、宿泊を伴う国内旅行は7%、遊園地テーマパークは3%と遠方への旅行より少なかった。野外でのバーベキューは、26%と多く、幼い子供を持つご家庭はコロナ感染再拡大には敏感のようだ。PCR検査が増えると感染者数も増加し、マスコミが公表すると外出は控えざるを得なくなります。国は外出自粛の要請はこれ以上出来ないだろうし、このままだと感染者の拡大は増え続け、高齢者や疾患のある人への感染も少なからず増えると死者も増えると考えられる。一次は収束したと思ったコロナ感染は、再拡大となり、自宅での巣籠り・慎みライフスタイルは定着する。置かれた状況を捉え、何を目指すのかの意味をよく考え、希望を目標に変え、計画を立てて行動し目標を達成させていく事だ!
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