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代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.991

【渋谷駅周辺、物販から「泊まれる街」作りを。。東急百貨店閉店による主役交代】
外国人観光客が都内で新宿、銀座、浅草に注ぐ4番目に多い渋谷の街。ところが、宿泊となると85%が渋谷に宿泊せずに物販も少なく、2019年の調査では、渋谷で外国人が消費した額は2万円以下が65%とファッション関連の消費は少なく、飲食費や滞在費用の消費を獲得する必要があると言われている。1967年開業の東急百貨店本店が2020年の東横店(渋谷駅直結百貨店)に続いて閉店。跡地には外資系のラグジュアリー(高級)ホテル、インバウンドや富裕層を意識した街づくりが本格化する。渋谷だけに限らず、海外の大手ホテル運営会社やキャピタルの資本がなだれ込んでおり、世界の観光立国として様変わりする可能性が高い。

【2020年8期ぶりの赤字に陥った資生堂。背水の陣で事業整理、新体制で社長交代を発表】
少子高齢化と節約志向で消費が伸びない化粧品業界。先駆けで中国を皮切りに海外での販売に注力してきた資生堂だが、コロナ禍で特に中国のロックダウンを受け、8来ぶりの赤字に転落。不採算事業の売却など事業整理を行い、社長まで交代する新体制を発表したが、海外からは冷ややかな目が寄せられる。日本のメーカーはその国々に合わせたデザインやネーミングに消極的だと聞く。まして食品や飲料となるとその国々の味覚に合わせる必要もあります。日本の焼肉やカレー、焼き餃子など日本人向けに変えたからこそ馴染み普及した。日本のメーカー職人気質が邪魔しているかも。

【客単価800円のガスト売上回復せず 客単価2,000円のロイヤルホスト売上回復】
シニアにも人気のファミリーレストラン 「ロイヤルホスト」は、2022年度の既存店売上は、前年実績と比較して全月で2ケタ増、2019年並の売上水準を確保。一方、全国1300店舗を展開する「ガスト」や、中華の「バーミヤン」で構成するすかいらーくは、2019年度比で81.3%にとどまった。一人当たりの支払額は、ロイヤルホストが約2,000円に対して、ガストは800円。普通に考えればインフレで節約志向から安いガストの方が伸びると思うが、逆のベクトルが働いている。これは寿司業界でも、安い回転寿司が厳しく、中価格の寿司居酒屋が繁盛している。確かに深夜営業を取り止めた要因は大きいが、客が来ないから営業時間を短縮した。低価格を利用していた顧客の方が物価高の影響による節約志向がより大きく、お店の利用そのものを減らしたり、止めたりしていると思う。中価格帯の店には高価格帯の客層が流れている可能性が考えられる。ちなみに高級しゃぶしゃぶ「木曽路」は、赤字に陥り回復は程遠い。僕もコロナ前は木曽路を年に何度か利用していたが、昨年は0回だった。理由は、家でブランド牛を取り寄せて食べたからだ。そして中価格帯のコスパの高い店を利用するようになった。一番の原因は接待が減った。個人で行くには高い、少し高いけど高品質で美味しい店は繁盛している。安いけど品質がイマイチで、味もイマイチの店は閑古鳥。高品質だが高い店は閉店していっている。この状況は今後も続く。シニア世帯増加の中、ちょっと贅沢な家飲み、おうちごはんは伸びる。これまた時流なり。日本デフレ安売り終わり。親の助けがないシングルマザーにフリーターやフリーランサーにパート・アルバイトなど低所得者の暮らしは大変になる。

【鳥インフル流行で卵商品の販売休止や使用変更相次ぐ。。セブン、ファミマ、ドトール、大変だ】
今度は、玉子の価格が急騰している。品不足も発生し、大手コンビニやカフェでは玉子の使用を大幅に減らしたメニューに変更、又は一部商品の販売を休止しているチェーン店が増えて来た。そもそもコロナ禍を発端にウクライナ情勢で飼料が高騰している中での電気代・ガス代の値上がりに加え、鳥インフルエンザが今年も流行。これが不思議な事にわんまいるの取引先はこれでも鳥インフルエンザに見舞われたことがない。豚熱やコレラも同様。クリンネスと良質な水に飼育の仕方だと思う。そもそも安かろう、悪かろう、汚い、臭いは取引しないのが方針。値段が高くなればその分上げるしかない。それで嫌ならよそで買って下さいは商売を開業した時からの方針で35年間やって来た。

【北海道の2022年度の漁業生産数量2%減少にも関わらず売上額は前年比123%増】
中国政府のロックダウンに、ロシアの侵攻に、円安など世界情勢に加え国内の不漁を受け魚介類の価格も高騰して北海道では数量は2%減少したにも関わらず7年ぶりに年間の生産額が3,000億円を超えた。北海道にならえと国産魚介類は高騰している。当然漁業だけでなく農業も準じる。全てが一気に値上がる構図となって来た。今年も物価は上がると覚悟しよう。大切なことは対策だ。

【レトロ感、希少性、ほろ苦さが受け、サッポロラガービール(愛称赤星)コロナ前超える出荷量】
少子減少とコロナ禍の中、大手ビールメーカー4社の販売が減少する中、サッポロクラシックビールに続き、サッポロラガービール(愛称赤星)が好調だ。1877年北海道開拓使麦酒醸造所が開業した日本最古のビールブランドが浸透し、これまでは業務用で瓶ビールが中心だったのが、「赤星で乾杯」の合言葉がSNSなどで拡散して2019年度比を唯一超えた。レトロ感があり、どこでも売っていないと言う希少性と、何と言っても飲みごたえのある「ほろ苦さと切れの良さ」だと思う。昭和の良き時代のブーム到来。昔懐かしいがデジナル時代に受けると思う。

【米国ネット広告全体の57%に達し、以前のような急速な伸びは期待出来ないと大手広告会社】
コロナで急速に利用者も販売者も加速して増えたネット市場。参入組みも増え、コロナの行動制限が解除され、減速して大手ネット関連企業は大幅な人員削減を行い、コスト削減して収益の落ち込みをカバーしている。軒並み利用者が激減。この流れは当面続き、低い伸び率で推移すると大手広告会社幹部は言う。コロナ禍で猫も杓子も利用したが、これからは客層、年齢や目的により使い分けられる時代に入ると予測する。シニアの利用獲得にはむしろ広告主が減少したテレビや新聞が有効だろうと思うし、グーグルの検索広告やブロガーによりアフィリエイト広告も捨てたものではないと思う。行動制限が解除され、元の生活に戻ればそれなりの需要が増える。増える需要・ニーズを的確に捕まえる事だと思う。

【業績低迷を受けZHD(ペイペイ・アスクル・ZOZO)に100%子会社のヤフーとLINEを統合発表】
日本国内も同様ネット特に広告事業が低迷するEC業界。Zホールディングスは、100%子会社の同じく厳しいヤフーとLINEを経営統合すると発表。ヤフーも引率して来たZホールディングスの川辺社長が退任し、LINE側の出沢氏が社長CEOとなり同じくLINEの取締役が代表権を持つ取締役としてグループ全体を統括する。顧客情報漏洩が問題となりTic Tokやインスタグラムの台頭で業績が伸び悩むLINEの経営陣が、異なるEC会社にデジタル決済にモールを含めそれぞれ規模も大きく個性的な企業体だけに統合し、はてマネージメントできるのかと疑問に思う。

【「オール電化なら割安になる」の宣伝に電力小売り自由化プランにオール電化が家計を直撃】
政府は、自治体と連携して温暖化対策として自然エネルギーの開発設置に電力自由化を推進し、オール電化に取り組んで来た。又、バイオマス発電や太陽光、風力発電など自然エネルギーの開発により、電気を無料化する計画で進めて来たが、輸入木材の高騰、パネル材料や鉄の高騰に部品不足工事費の高騰により、事業を中止・撤退する指定管理会社が増えている。更に、電力自由化で参入した企業の経営破綻も相次ぎ、火力発電に頼る電力会社は大幅な赤字を出し値上げせざるを得なく、消費者も電力小売り自由化プランに入りオール電化にした消費者は前年比の2倍以上の電気代となり一都戸当たり10万円を超える世帯も出てきている。幸い弊社も含め調理委託先は偶然中部から西側が多く電気代はそう上がっていない。但し、人口が最も多い首都圏そして気温が低い東関東以北に暮らしている人は大変だ。モノを売るなら首都圏でと何百年続いた神話が崩れるかも。。

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