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3.312021
ホッタの本音 今週のレポートNO.893
【セブン迄も不振、中途半端な高級化は逆効果、かと言って値引きはFCビジネスでは難しい】
近くて便利な存在であったコンビニがここ数年足踏み状態が続き、コロナが追い打ちをかけ、駅構内や都心部中心に「コンビニ離れ」が起っている。100円台だったスイーツやパン、総菜などを200円~300円台に高級化して収益強化を進めるが、日常的な買物の場所として客数が大幅に減少している。要するにコンビニを利用している客層のふところが悪く、少しでも安いドラックストアやスーパーに客が流れている。それなのに中途半端な高級路線は目先の粗利改善と客単価は上がっても肝心の客数が伸びなければ全体の売上は上がらない。ネットで自宅に何でも届くようになった事により、近くて便利な存在が弱くなった。値段に敏感になった消費者層は、送料無料のアマゾンや値段の安いドラックストアやスーパーで購入する。先日100円ショップと差別化していた300円ショップが経営破綻した。そんな中、ダイソーは海外の仕入れ先の値上げで100円均一を撤廃し、200円300円台を投入すると発表。1個100円でも高く感じ始めた消費者の逆張りだ。顧客分析を行い既存顧客がどこへ流れているのか、新規で利用が増えている客層は誰で何を購入されているのか、用途を分析して新たな顧客ニーズを拾い上げて、そこへ商品や売り方を合わせて行く事が重要だ。百貨店同様FCビジネスモデル自体、コンビニと言う業態そのものを時流に合わせて転換していかなくてはならない。アマゾンGOの様に発想を変えれば今のこれからの時代にあった便利なサービス拠点として蘇ると思う。
【中国で無人タクシー実用化。バス、電車、船、ロボット、レジ、コンビニ、飲食店無人化流行り】
無人化もひとつの時流の流れでバス、電車、船、タクシー、レジ、コナビニ、飲食店、各種ロボットなど何でも無人化。人手を徹底的に省略する事が始まり、正に時流だ。これにより相当無駄が排除されるが、その為に売上利益が失われ仕事がなくなる企業も人も増える。そしてやがて新たに生まれる、増える仕事に付く、中には付けない人もいる。プラス発想、素直、勉強好き、怒らず、悲しまず、恐れず、正直に愉快に信念と勇気を持って人の世の為に自己の強みを生かし人生の責務を果たすように。
【赤字が続く楽天、日本郵政、中国のテンセント、ウォルマートに第三者割当増資を自前主義転換】
携帯電話事業に投資をし、モール事業やネット通販事業など多額の販促費がかさみ2期連続の赤字で自己資本比率が減少する楽天に、日本郵政が8.2%に当たる1,500億円を出資、中国のテンセント子会社が約650億円、ウォルマートが約166億円を出資した。業績が思わしくない日本郵便と組んで思惑通りにいくのだろうか。
【北海道根室から出船していた公海サンマ漁、昨年に続き今年も断念】
北太平洋の公海で5月~7月に操業する公海サンマ漁が昨年に続きサンマが取れなく採算が合わない事から断念したと報道された。秋刀魚水揚日本一になった宮城県気仙沼の水揚状況はどうなんだろう。いずれにしても秋刀魚の漁獲量は減っていると思われるので値段は高くなる。無くなれば欲しくなるのが人間の心理、出来る限り大きなサイズ「とろ秋刀魚」を調理して販売したい。
【増えるフリーランス「スキルシェア」2.6兆円市場に成長も、仲介会社ココナラ、マサーズへ上場】
コロナでサービス業が衰退し仕事を失う非正規労働者。副業解禁など2030年には最大2兆6千億円になるとの試算もある「スキルシェア」市場。日本国内ではクラウドワークス、ランサーズ、ココナラ、サビスク、ウーバーテクノロジーズなどネット経由で仕事を請負うフリーランスの仲買サービス会社が登録者を大きく増やし、企業からの外部委託需要に対応して業績を拡大している。国内で副業を含むフリーランサーは、2020年2月時点で1,034万人と生産年齢人口の約15%と試算する。昨年のコロナ感染拡大による環境の変化とDXで市場急拡大した。弊社も外部をドンドン活用していく事が必要だと思う。如何に外部をマネージメント、監視できるかのスキルが求められる。
【店売りに変化 高級食パンATMなど空き店舗に出店加速。ネットで事前注文店頭渡し売上好調】
もう広い売り場は必要なくなった。多くの人が店頭で品定めをしなくなり、スマホで事前に情報をキャッチし、十分比較検討してしかも前注文して自分指定した店舗で商品を受け取れる。例えばユニクロも店にサイズや商品も有る無しがあるので、サイトで注文して引き取りは店舗。買い方が変って来た。高級食パンもインスタなどを使った送客で事前注文し、指定の店舗に引き取りに行く。店舗ではパンは焼かない。セントラルキッチンで焼かれたパンを事前注文分も合わせ店舗に配送して売切れたら店じまい。割り切り商法がこれまた受ける。16,000円のコースしかない赤酢寿司もインスタで送客。事前予約を取り、一ヵ月前の予約は取れない程の人気で、コロナ廃業した場所に店舗を拡大している。正に分断消費を上手く捉えたビジネスモデルである。
【世界でヘルスケア関連、企業価値が10億ドルを超える未上場企業は51社と加工最高の水準に】
世界的に健康への関心が高まり、特に「予防」ヘルスケア関連のスタートアップに大手ファンドが投資を積極的に行い、企業価値が10億ドルを超える(ユニコーン)未上場企業が51社と過去最高に達していると報道、先日もカゴメ営業推進部が来社され、ドイツのヘルスケア関連会社が開発した野菜を接種している体の状況を調べる機械を持って来られ手のひらを30秒当てると判定され10段階の6だった。測定前の約2週間の野菜の栄養成分が体内に浸透している数値だと言う。野菜不足だと5位以下と表示される。新型コロナウィルス感染に関して免疫力低下を気にしたり、内ごもり生活での運動不足など健康への意識は高まる。わんまいるの健幸ディナーは主婦の家事負担軽減のみならず栄養バランスの良い食事、適塩・適糖、適カロリーなどヘルスケア「予防」面でも評価は高い。海外ではヘルシーで栄養バランスの良い和食が人気で海外市場としても可能性はある。
【大店立地法に基づく2020年12月の新設届け出、全業種でドラックストアが最多】
内ごもり生活が続く中、郊外店へ出店が増えている。2020年12月大店立地法に基づく全業種で最も出店届け出が多かったのがドラックストアだったと報道。菓子、食品、飲料水、冷凍食品、最近では自社工場を設立して総菜やお弁当の販売を強化するチェーン店も現れ、コンビニやスーパーから客を奪っている。高齢者比率が増え薬剤を買いに行くついでに他の商品も購入する人が増えて行く。
【楽天・西友のネットスーパー 宅配ロボの商品配送を公開】
楽天西友ネットスーパーは23日、配送の担い手不足の解消にいくら導入コストかは知らされてないが、自動配送ロボットを使って自宅まで届けるサービスを期間・店舗限定で行うに当たり、配送ロボで運ぶデモを報道陣に公開した。その動画を見た途端、途中で転倒したりぶつかったりしたらどうするのだろう。しかも小さいので多くの商品は運べない。中国で公道を客を乗せて走る無人タクシーとは全く異なる。配送の担い手不足はコロナで一変した。ウーバーイーツや出前館などデリバリーを請負う個人配達事業者はコロナ前の数倍になり配達するモノを奪い合う状況にあると聞く。2期連続赤字で自己資本比率も減少する楽天、ウォルマートが手を引いた西友に資本参加して非現実的なロボット導入で業績は回復するのだろうか、それよりライフの次は中部のバローなど地域トップクラスのスーパーと提携していくアマゾンの方が着実に業績を伸ばしているように思う。
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