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2020年10月(286号) 「先見性・先読み」

創業して32年.当時は多くの酒屋米屋さんがコンビニに加盟され、専門店へ改装し、宅配なんて古い!止めた方が良い!と陰口を叩かれました。しかし、僕は今後分譲マンションや建売住宅が開発され、住宅ローンを抱え働く主婦が急増し、重たいかさ張るものは宅配を利用するようになると先読みし、宅配に注力。よく利用される顧客には便利なクロネコヤマトよりも先に時間帯別配達を実施、周りの酒屋からは直ぐ届けないと客が離れてしまい店は破綻すると言われまたが、弊社は健在です。
また、大阪ではお米はブレンド米、酒は灘の大手清酒メーカーが販売されていましたが、衣料品でヴァレンチノやルイビトンなどのプランド品が売れ出したのを見て、食料品もブランド化になると先読みし、新潟コシヒカリや岩手のひとめぼれ等ブランド米、酒処で人気のブランドの酒(地酒)を取扱いして注文が殺到。そして他人は違うモノを欲しがる自我の欲求が来ると先読みし、共同仕入のグループを設立して全国の地酒やブランド米の品揃えを増やしました。
売上を拡大する為に店頭でのディスカウント販売(酒DS)する店舗が増える中、酒免許が自由化になれば破綻すると感じ、買物に不便を感じる高齢者や働く主婦が今後増加することを先読みして、日本初の酒米宅配専門店のフランチャイズ展開を実行。その時、今日のように生産・加工・流通・販売まで関係先がインターネットで繋がる事を想定し、社名をファミリーネットワークシステムズに変更。コンビニやスーパーでは販売されていない県産品(今でいうご当地グルメ)の品揃えを増やす為に伊藤忠商事と業務提携して、今日で言うクラウド型の端末で注文すれば一品からピッキングして同梱で届けるわんまいるシステムを開発しました。
当時酒販店システムは、個店ごとのリース契約を月々固定のレンタルで使用するなんてと大反対されましたが、今では当たり前どころかサーバーすら必要でなくなりました。現在、異なる複数チャネルからの注文を集約センターへ一気に流し、経理含め社内のあらゆるアプリと繋がる「社内基幹システム」の構築を目指しています。
働くシニアや主婦が日々おかずを作らなくなること、冷凍惣菜の利用が拡大することを先読みして、日々夕食の献立を考える必要がなく、栄養バランスを考え、塩分3.5gカロリー400kcal以下のおかずセットの開発を始めましたが、加盟店さんからは、絶対に売れないと言われていました。しかし、今では売上の70%を占めるようになりました。しかも冷凍惣菜をアフィリエイト広告でいち早く販売したお蔭で、多くのメディア(ブロガー)が取り上げて頂けるようになり、SNSでも拡散し、大手百貨店から大手スーパー通販会社様からも問い合わせが来て提携先が増えました。
「先見性・先読み」する事は、商売繁盛には欠かせません。

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