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ホッタの本音 今週のレポートNO.852

【経済再開、出足緩やかな中「東京アラート」発令、繁華街「休業もう無理」】
緊急事態宣言が解除し、経済が再開されたが2ヶ月前と様子は様変わりし、出足は緩やかどころか僕が通うスポーツジムにスーパー銭湯は、緊急事態宣言前と比べ、客入りは8割程の状況。梅田界隈の飲食店でも5割以下、立ち飲みは7割ぐらいの感じで、コンビニや駅構内売店近くゴミ箱の横で缶ビールにスナック菓子を持って立ち飲みしている風景を多く見かけます。そして在宅勤務がこのまま延長されそうな気配です。オフィス街や繁華街から人が消えて行くこれまでとは逆の流れが日本のみならず世界で起こりつつあります。
そんな中、北九州と東京都で感染者が増えた為、東京アラートを発令し、自粛を促したが「休業はもう無理」とパチンコ屋や接客を伴う飲食店が一斉に開業。梅田周辺の飲み屋さんの看板にはハイボール65円、飲み放題250円など過当な値引きが始まっている。タクシーの運転手も解除後もさほど変わらないと愚痴をこぼす。9割強の企業が減収となり、収入が減少したり、職を失った人も多く、生活を見直し倹約は進む。1割程度の減収だとこれまでより値段の安いものへ変えたり、外食の回数を減らしたりする。2割だと購入又は消費していたものの中から何かを止める。例えばスポーツジムやヨガ教室や接骨院や習い事や酒やたばこを止めるなど。3割以上だと家賃の見直しや住宅ローンの借り換え、続くようだと売却など更には役所などへ生活自体をどうするのか相談しなければならなくなる。大学や専門学校を止める人が増えた。おそらくリモート授業を売りに生徒を獲得するスタートアップ企業が誕生して一世風靡するだろう。旧態以前の塾や学校は消えていく。これまで繰り返して来た光景が想像される。子供だけでなく高齢者にも影響は及び、収入が減った又は減らなくても親の介護の事を考えると、これまでのように有料老人ホームに預ける事を止めるご子息は増える。一旦病院へ行かなくなった高齢者は100%元には戻らない。理由は2ヶ月近くも薬を飲まなくても暮らせているからだ。接骨院も同様、家事代行や訪問介護サービスを保険外と保険内を上手く使い分ければ自力で風呂に入れなくなるまでは十分自宅で暮らせ、有料老人ホームの半分以下で済む。問題は何かあった時に近くに誰もいないと言う事は覚悟しないといけない。その為に普段から健康とボケ防止に注意が必要だ。介護保険法改正で業績が落ち込んでいた訪問介護事業者やディサービス事業所も保険外サービスを取り入れる事により業績を急回復させている事業者が増えている。今後75歳以上の後期高齢者は25年間増え続ける。サービス業に就いていた外国人労働者を使い、自宅で安心して住み続ける高齢者を対象にした訪問介護を兼ねた家事代行や、心の安心サービスの需要は見込まれると思う。コロナの禍によって有料老人施設から住み慣れた自宅で住み続けたい需要が一気に拡大するように思う。
いずれにしても多くの人がこれまでと違う生活様式、消費スタイルに変化する、新たな顧客の獲得する大チャンスだ!ビジネスの様式もスタイルも変化させよう!

【解雇検討3万件、廃業5万件、大手飲食店は店舗閉鎖を月次と発表、貿易収支赤字転落も】
政府、自治体、企業が押し進めて来た輸出拡大と観光立国の拡充だが世界では感染者がまだ増え続けているにも関わらず、経済優先として自粛を緩和して経済再開する米国やロシアや南米諸国、途端に感染が広がり第二波とも呼ばれ、いつ収束のめどが立つのか分からない。日本でも東京や北九州などで感染が続いている。こんな時にオリンピック開催の為に、いち早く外国人を受け入れだすと、とんでもない事になる。政府は無駄なばらまきは止めて、感染が明らかになっている接客を伴う飲食店に休業補償を出すなどして完全に抑え込まないと、いつまでもダラダラと感染状況が続き、日本の経済は本当におかしくなってしまう。海外の状況を見る限り、車や鉄鋼などの輸出は当面見込めない。そんな中、唯一期待できるのがインスタントやレトルトや冷凍食品で日本の食品はブランド食材以外の食品は世界の中でも安く、高品質で安全で健康に良いとされている。今回コロナの感染により糖尿病の死亡率が高く、肥満の人の感染者が多いとの事などから健康志向は高まり、食事を見直す人が相当増えると考えられる。日本国内で製造された安心で安全で美味しい加工食品の市場は世界的に見ると十分見込まれる。日本式(主菜:1品、副菜2品)を売り出すチャンス到来だ!

【米Zoom、売上高2.7倍、音楽配信サービスのワーナーミュージックが株式公開果たす】
コロナの禍の影響で大多数の企業の業績が落ち込む中、オンライン会議や商談や授業などで一躍利用が拡大し注目された米のZoom(ズーム)社は売上高2.7倍、ネット音楽配信サービスのワーナーミュージック社はこんな時にも関わらず米国内で株式公開を果たした。インターネット、スマホの著しい普及により、やがてなるだろうと言われていたリモートな生活様式が一気に広がった。いち早く取り組んで来たZoomに代表される企業と旧態以前のやり方の企業とではコロナの禍により明暗がハッキリと現れた。世の中の時流を先読み、消費者の行動、ライフスタイルの変化に対応していく企業風土は凄く大切だと思いました。今年のスローガンは「新たな船出」正にその通りの年になりました。

【冠婚葬祭、帰省、塾に学校、スポーツジムまでリモート化広がる】
家族葬儀・家族結婚式などの冠婚葬祭が不景気も手伝ってか簡素化が定着して来ましたが、そして更にリモートで簡素化になりそうです。僕はご存知の通りなんでも盛大に行うのが大好きで、家族葬儀なんて反対でした。しかし、実際に自分の身内の家族葬儀に出席すると見た事がない人達や義理で参列する人と一緒に形だけの葬儀を行うより、身内だけで思い出話をしてお別れを惜しみ本音で会話して遠慮なく泣ける家族葬儀の方がはるかにいいなぁと思うようになりました。結婚式も本来は地元の神社でお互いの親族の顔合わせも含め行い、披露宴は親しい友人を交えてお寺の境内や近くの料理屋などで行うものですが、経済成長と共に派手になって、会社関係の人まで招いてホテルや結婚専門式場で行うようになり、それが親の見栄・繁栄の証しで親の為にするように一時はなりました。同じく葬儀は、自宅に檀家の住職に来て貰い行っていましたが、子供の見栄の為に派手になっていき、葬儀専門式場で行われるようになりました。バブルがはじけ、日本経済の成長が鈍化して景気が悪くなるに従い質素になっているのも現実です。今では僕の時代では当たり前だった婚約指輪と称するダイヤの指輪をプレゼントする習慣は減りました。お墓さえ取り崩し、納骨だけ預かってくれて供養してくれる納骨会館への移動が広がっています。昔は生まれ故郷の田舎まで墓参りに帰省していました。それが大変だから車で便利な郊外に墓地ができて人気となり、それが今度は郊外に車で行くのが面倒となり市街地の納骨会館(仮名)に納骨する人が増えています。そしてついには自宅に居ながらリモート墓参りが始まりました。昔のように月命日にお坊さんに来てもらい供養するのと同じで、墓へ行かなくても、リモート供養なら先祖を思い出して遠く離れている親戚と顔を合わせて会話も出来る、親戚の顔も知らずに育った孫にも叔母叔父、従妹や波床まで顔合わせ出来て会話が出来るようになり、このリモート冠婚葬祭をキッカケに親戚縁者の絆が深まりそうに思え「新たな絆ビジネス」が生まれると思います。全ては「あったらいいな!」の想像から新商品やサービスが開発され普及されます。若い人はこれからリモートを活用した新たなビジネスを開発され普及させて欲しいと思います。

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