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ホッタの本音 今週のレポートNO.930

【今後10年、社会的経済の繁栄に大きな意味を持つ民間企業の大事な使命は】
持続可能で社会の多様な層が恩恵を受ける形で生産性を向上させる事。より多くの企業が生産性を向上させて長期に渡り、社会全体を繁栄させる事がインフレによる経済混乱や国・企業・個人間の格差の拡大による社会の分断を防ぎ、大いなる成長の時代を実現する。弊社も冷凍ミールキットの生産・加工・製造・販売・流通のサプライチェーンを構築、繁栄させて多様な層に恩恵を与えよう。

【ローソン、2025年度に冷凍食品の売上高を5倍に引き上げる目標を発表】
ローソンはおにぎりなど一部を除き、賞味期限の短い食品を「冷凍か店内調理した商品」に替えると発表。国内の4割に当たる5,000店舗で店舗改装する。コロナ禍で冷凍食品の売上が昨年15%増え、5年間に2倍に増えたと言う。多くのコンビニで売れ残りを値引き販売しており、利益を圧迫している事への対策だと思えるが、冷凍食品は買い置きが出来るのでネット通販に向く。品揃えもネットの方が多くて販売価格も安い、商品の差別化をしてこなかった近くて便利を売り物のコンビニが買い置き出来る冷凍食品を強化して果たして魅力があるのか存在意義が薄れるだけではないかと思う。”貧すれば鈍す”にならなくてはいいが。。

【日経MJ恒例の2021年ヒット商品番付 東の横綱Z世代 西の横綱大谷翔平 どちらも商品でない】
毎年12月に日経MJから発表される今年のヒット商品番付、東の無横綱が1990年代半ば以降生まれのネーティブ時代のZ世代、西の横綱は大リーグで活躍した大谷翔平でどちらも商品ではなく人、東の大関は東京五輪・パラリンピックが無観客で開催されテレビや宅配食の需要が増えた。西の大関はサスティナブル商品で脱プラスチック製品や古着の再利用など環境にやさしい消費スタイルとこれも商品でなく現象だ。関脇はロボットアニメ「シン・エヴァンゲリオン」で、ネットフリックス配信韓国ドラマ「イカゲーム」、小結にゴルフと冷凍食品、これも商品でなくカテゴリーだ。関脇に携帯新格安プランにスターバックス地域と連携した取り組みと発表された。人もアニメも商品と言えばそれまでだがこれまでのように具体的な商品が無いのもこれまた時流か。

【60歳~79歳までのシニアがガラケーからスマホに乗り換え利用率が80%を越えEC利用者増える】
新型コロナ禍を背景に電子商取引(EC)や対話アプリがシニアの間でも生活のインフラとして定着し、従来の携帯電話からスマートフォンに乗り換える人が増え、利用者が80%以上となったと報道。そう言えば私の母も79歳だが昨年スマホに替えた。スマホを使って新たに初めた事はオンラインショッピングが1位と言う。販売する方もネット通販のターゲット層は若者だけと言う概念を捨て、むしろお金に余裕がありライフスタイルが一定のLTV(顧客生涯価値)が高いシニア層を狙う事も検討する事が重要。

【エンゲル係数が上昇する中で上質の食提案を駅近に各スーパーが小型店を相次ぎ出店】
所得の格差拡大とコロナで巣ごもり消費に慣れて衣料品や雑貨小物の需要が減少、エンゲル係数が伸びる中、ライフは大阪駅の商業施設「駅マルシェ大阪」に健康に配慮した商品を扱うブランド「ピオラル」を出店。和歌山県を本拠地にするオークワも名古屋近鉄神宮前駅直結の商業施設に高級スーパー「パレマルシェ 神宮前店」を出店した.阪急オアシス 三ノ宮駅直結の三宮阪急ビルの地下2Fに惣菜・弁当・ミールキットなど強化したスーパーをオープンさせるなど価格競争から脱却を試みている。確か大阪駅マルシェは近鉄ストアがコロナ前テナントに入っていた場所で良い条件を提示されたので出店したように思う。親会社を持ち資金的に余裕がある成城石井や紀伊国屋がターミナル立地に展開しているが、今回のコロナで相当厳しくなったと思われ、テレワークが定着しネット通販が台頭する中、差別化したいのは分かるが高級イメージが無い大手スーパーがどこまで顧客を掴めるだろうか。

【50歳未婚率男性28.3%、女性17.9%に加え一人暮らしの高齢者671万人5年前より111%増】
2020年国勢調査から日本の高齢化と単身化が加速している事が鮮明にわかる。特に50歳まで未婚の男女が加速している。コレに加え離婚率も増え、更に高齢化によりどちらかが先に亡くなり単身者の増加が止まらない。このまま増え続けると少子高齢化と言う問題以上に単身の高齢者が増える事が社会問題に発展するとみる。食事や身の回りのサービスで付き添いや入院や施設入居に必要な身元保証人やもしもの時の手続きなど引受人など需要が本格化してきている。そして人が現在でも不足しているのが介護ヘルパーや医療従事者だ。ちなみに東京都の平均世帯数1.92人と一人世帯が急増している。

【キューピー・日本ハム・味の素・マルハニチロ・ニップンなど大手食品メーカー相次ぎ値上げ】
コロナ禍による資源や原材料、農作物、食肉などの高騰と円安による輸入価格の高騰を受けて大手食品メーカーが一斉に値上げに踏み切っている。但し、食品ネット通販大手のオイシックスやヨシケイなどミールキット・宅配食会社は今のところ値上げの動きは無い。国内製造で原材料の国産比率が高くコロナ禍で収益が伸びて材料費の高騰をカバーしている可能性がある。良く競合をベンチマークしておき値上げの試算も必要。

【冷凍惣菜のナッシュオフィス向け「冷凍サブスク弁当」出社戻り新サービスをスタート】
ナッシュは社員食堂が無い企業に対して、冷凍の食事をサブスクリプション(定額課金)方式で届けるサービス「オフィスナッシュ」を10月から開始した。コロナ禍で売上が拡大したが出社が戻り外食も始まる中で、コロナで客数売上が減少した企業の業績は回復するものの元には戻らない。逆にコロナで客数・売上が増えた企業は客数が減るのでこれまで通りだと業績は減少し平均7割になると経営コンサルタント会社船井総研は言う。改善策としては大型に新商品や新たな事業をスタートさせる事だと推奨する。弊社は東京電力様と共同で日本の魚食振興に貢献したく「冷凍魚朝食定期便:ボン・キッシュ」専用サイトをオープンした。春には一人暮らしのお客様からご要望が多いレンジでできる「健幸ディナー・トレータイプ」を発売する予定です。コロナ禍で7割経済、大型新商品・新規事業は必須だ。

【楽天「送料込み」一律導入見送り発表、公取審査打ち切り】
楽天は2019年8月以降の新規出店者に対して3,980円以上は自動的に送料込みの制度を出店の条件にし、参加しなければ商品検索で上位に表示されなくなり、次の契約更新時に退店になるなど説明した。公取は「独占禁止法違反」にあたるとして立ち入り検査を実施。緊急停止命令を出すように東京地裁に申し立てていたが、この度楽天側が①出店者側の参加不参加の意思を尊重する②不参加店舗の事業継続を困難にさせないなど、営業方針を社内の営業担当者や出店者側に周知すると申しでた為、公取は審査を打ち切ると発表した。既に現在5万5,000店舗の出店者のうち9割以上が送料込みで販売しているが、弊社は楽天に出店しているが送料は別を厳守して来た。理由は送料を払ってでも購入する顧客を獲得したい、送料込みだと別々の商品を一緒に同梱した場合割高になる。送料を別にしても込みにしても実際に送料は必要なので、食品など単価の低く品揃えが豊富なサイトの場合商品と送料は分けた方が一回当たり購入価格は高くなる。ネット通販の利用が拡大普及する中で力のある事業者は自社サイトやアプリを開設してモールから撤退或いは注力しなくなっているので客離れを防ぎたい又は出店者を増やしたい思いがあるから方針を変えたのではないだろうか。いずれにしても売上手数料10%強必要、安易に販促やポイントを加算すると利益が取れなくなるので要注意だと個人的に思っています。

【動画もグローバル化、ネットフリックス作品制作を初めて僅か10年でヒット作品月々に】
動画を見ない僕でさえ、名前を聞く配信後4週間の視聴時間が何と16億時間を超えた韓国ドラマ「イカゲーム」はじめ世界各地で進めて来た動画制作投資が実を結びつつあると言う。世界で成功した作品に共通するのは「本物のローカル」という点で、フランスで制作した「ルパン」やスペインで制作した「ペッパーハウス」も現地で高い評価を得て世界に視聴者を拡げた。むしろ最初から世界でヒットするように制作された作品はうまくいかない。その国の作品作りを理解し人脈を築いているチームが重要だと言う。米国から世界ではなくローカルから世界への時代が業種に関係なく始まったようだ。

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