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代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.948

【かつての成功体験からカジュアル化にシフトできずコロナで遅れ業績低迷が続く紳士服4社】
スーツの青山、アオキ、はるやま、コナカなど紳士服の大手はかつては幹線道路沿いに大きな看板を上げて一世風靡したが、カジュアル化の流れにシフト出来ないままネクタイやカッターにベルト・靴・カバンなど品揃え、新しいデザインのスーツを発売したものの業績回復は遠い。業績低迷策として「2着目半額セール」を止めたタイミングでコロナ禍が直撃し低迷が加速した。対策として在庫を圧縮をと考えて始めたオーダースーツが不発、、カジュアルスーツを強化するが値段競争も激しく市場も更に縮小する。スーツやカジュアルと言うより時代はEC化、ゾゾタウンの一人勝ち、つるやゴルフもEC化比率を上げて業績が改善している。

【ガソリン・輸入品高騰にウクライナ危機で魚介類高騰、鯖水揚げ1位の茨城県が鯖養殖に参入】
ただでなくてもガソリン価格が高騰している中で日本に空輸する飛行機がロシア上空を飛べなくルート迂回でノルウェー産が値上がりし円高で代替えのチリ産も増え鮭の卸値は3割高と言う。そこで茨城県はヨコレイと組み鯖の養殖を始めると発表した。日本全体でみると輸入品のシェアが高い魚介類。JR東日本水戸支社は福島県浪江町で海老の養殖の実験を始める等各地で水産品の養殖が始まりつつある。国内のみならず海外への輸出も含め商機あり。

【マスクをしたまま顔認証、商品を選んでその場から立ち去ればクレジットカード決済が完了】
日立製作所金融システムは、小型無人店舗サービス「CO-URIBA(コウリバ)」を発表。マスクをしたまま顔認証が出来るセンサーが手に取った商品をキャッチして決済するシステム。オフィスグリコのように不特定多数が出入りせずあらかじめ認証を受けた人だけが利用する小さなスペースでの活用向けで社員食堂を持たない中小企業が冷凍庫を置いてセンサーにかざすと自動決済出来て煩わしい小銭の計算や代金の回収をしなくて済む。しかも導入費用も月々数千円で済むと言う。

【愛媛地盤のスーパー「フジ」、和歌山地盤のスーパー「オークワ」等巣ごもり消費一巡、軒並み減益】
コロナ禍の巣ごもり消費で増収・増益を果たした食品スーパー各社が2022年度に入り消費が一巡し物価の高騰も含め倹約ムードが漂い9割に当たる食品が値上げしたにも関わらず軒並み減収減益に見舞われている。貯蓄高は増える一方で消費に回らず学生や主婦のパートアルバイトも減り、古着や中古品は好調。

【飲食店まん延解禁で期待した来店回復鈍く、足元の予約3割減。1軒目で大半が帰宅】
多くの学者やコンサルタント会社がコロナ後3割消費になると言われて来た事が現実になって来た。3月22日まん延防止等重点措置解除で期待が高まっていたが、会社帰りの利用や会食など客数や売上が想定を下回っており、予約人数も前年比3割減の水準となっている。東京駅の利用者数も2019年度比40.7%と依然厳しい状況が続いている。又一軒目で帰宅する人が大半を占めるようにもなっていることがスマートフォンの位置情報の集計だ。物価高に加えロシアのウクライナ侵攻、おちおち飲んでいる状況ではない。部品調達遅れで工場が停止したり、資材不足と高騰で止まっている建設現場もある。オープン出来ないホテルやマンションや飲食店も少なくない。

【原料・資材・食品・運輸高騰が市場ゆがめる。仕入れコスト跳ね上がり前に売れない】
鉄も木材も輸送コストも値上がりして、品不足から仕入れはしておかなければと在庫は積み上がるが入札価格の2倍3倍の材料高となり工事や建設の着工が止まって前に出れず資金繰りが厳しいと言う声を聞く。工事が止まれば人を抱える下請け会社は大変だ。

【2021年度国内新車販売台数前年度比9%減少1976年度以来45年ぶりの低水準となった】
見出しだけ見るとコロナによる半導体不足で一時的だと思われるが、半導体不足でない2000年と9%しか差がないと言う事は、既に新車販売台数が低迷していた事か分かる。殆ど乗らないマイカーを廃止、無駄が多い社用車も廃止してカーシェアリングに変更、世間はコロナのせいにするがコロナをきっかけにこれまで無駄と思って来たことを整理した格好になったように思う。行かなくてオンライン会議や商談で済む出張や訪問営業に会食などスーツやネクタイどころかワイシャツまで売れなく、セーターやTシャツ姿で場所も選ばなく仕事をする。すべてニューノーマルに進化している。このことを理解し先読みして売り物や売り方を変えないと売れなくなる。

【セルフレジもう古い。顔認証とセンサーでレジも不要に新たなビジネスに取り組みたい】
レジ不要の小型コンビニ アマゾンゴーや日本のコンビニや日立製作所などが開発を手掛けてきたセンサーで購入をキャッチする商品スキャンとレジ不要のアマゾンではジャストウォークアウト(JWO)テクノロジーと呼ばれている決済システムがスーパーマーケットで導入が進みだしている。無人どころかレジさえも小売り現場からなくなる時代に突入した。言ってもECではスマホひとつでどこからでも自由に指の操作で購入して自宅に届く時代なので驚く事もない。レジ不要の販売が始まれば工場の敷地内やオフィスの中の小さなスペースで社員の要望する商品が欲しい時に社員割引価格で購入できればわざわざ外に買いに出かけなくて済みお買い得だ。オフィスモーニング、ランチ、おやつ、夜食、レジ不要の新たなニーズに取り組みたい。

【食インフレ世界の人口の1割に当たる8億人が栄養不足に。過去15年間で最悪、更に拍車が。。】
国連食糧農業機関(FAO)が発表した食料価格指数は過去最高水準で推移ており、そこへ今回のロシアのウクライナ侵攻が勃発して小麦不足や肥料不足に陥ると推定され、肥料が不足すると農作物の不作を招き、食料の争奪戦が起こって買占めも含め価格高騰になり商品相場が上昇、食のインフレと連鎖になる。FAOは2030までに餓死をゼロに目標を掲げて来たが難しくなったとコメント。歴史的にみても政治や人権などの経済の範囲を超えた問題を引き起こすので各国は協調して取り組まなければならないが利権が絡むだけに難しい。。

【輸入から一転、自供率の向上が必要に。工場野菜 魚介類の養殖 養鶏・養豚・畜産と六次化を】
生産・加工・流通・販売まで一貫した取り組みを行い日本の農業・漁業の振興に貢献して日本の自給率向上を推進して来た弊社、コロナ禍とロシアノウクライナ侵攻と円安進行ですべてにおいてグローバル化が破綻、サプライチェーンそのものそして輸入に頼るのを早急に見直さなければならなくなりました。地方へ行くと減反政策で農地は荒れ放題。。限界集落や破綻漁村などを目にします。その傍ら工場野菜の生産や魚の養殖や養豚が見直され活発になっています。近畿大学のように水産品の養殖に取り組み各漁協と提携して事業化に成功しています。それぞれの大学や民間企業が今こそ衰退した農業・漁業を最新のデジタルを使いひっ迫している食料品の生産・加工に挑むことが必須。弊社も社内一丸となって取組みたいと強く思う。

【イオン子会社靴店のアスビー110店舗閉鎖、高島屋立川店閉鎖、商業施設、百貨店販売上向かず】
イオンモール主体にテナントに出店する「靴のアスビー」は5期連続の赤字となり110店舗を閉鎖しネット通販へのシフトを目指すと発表した。高島屋も立川店を閉鎖した。一世風靡したショッピングモール、百貨店など商業施設厳しく、倹約で中古品が好調、ネット通販利用が増えている。

【中国コロナ感染拡大で工場休止、上海の都市封鎖が響き新車販売3月2ケタ減 日本にも影響】
コロナの感染が拡大した天津市や吉林省にあるトヨタやフォルクスワーゲンなどは地元当局からコロナ対策の一環として稼働停止を命じられ3月の新車販売台数が前年を下回った。4月は中国最大の都市上海で都市封鎖を実施しており前年割れは確実。コレを受けて日本のマツダは本社広島工場と別府工場の稼働を停止した。メキシコ工場も半導体不足で工場を数日停止すると言う。自動車のみならずこれまで構築して来たグローバルなサプライチェーンを抜本的に見直す事になる。

 

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